文学研究科シラバス2021
278/425

科目名文化人類学実習2フィールドワークの計画と実践担当者名博士(人文科学)お茶の水女子大國弘暁子文化人類学コース4単位秋学期火曜日3時限1年以上―――授業概要このフィールドワーク実習授業では、テキスト講読を通じて、日本国内、および、海外でフィールドワークを実施する際に直面するであろうさまざまな問題群を想定し、その解決方法について考えます。そして、履修生全員で一つのテーマを決めて調査に出かけることを経験します。国内でフィールドワークを実施するにあたっての交通費、現地滞在費などは自費となります。授業の到達目標フィールドワーク調査に関する基礎を学び、修士論文の執筆に向けた独自の研究構想を描くことを到達目標とします。成績評価方法試験0%なしレポート50%フィールドワーク調査から得られた知見をまとめた報告書の提出平常点50%ディスカッションへの参加度その他0%なし科目名文化人類学演習1-1人類学の基礎を学びなおす担当者名博士(文学)早大箕曲在弘文化人類学コース2単位春学期木曜日3時限1年以上―――授業概要本演習では、イギリスの社会人類学の基礎文献を輪読する。テキストには、ThomasHyllandEriksenの“SmallPlaces,LargeIssues:AnIntroductiontoSocialandCulturalAnthropology4thEdition”を使用する。同書はイギリスの人類学のテキストとして定評がある。同書を輪読しつつ、他の教科書にも目配りしながら、社会人類学(文化人類学)の基本的概念について理解を深める。授業の到達目標1.人類学の基本的な視角や概念を理解すること。2.人類学の基本的な視角や概念を各自の研究テーマに結び付けて、自分の議論を組み立てられるようになること。成績評価方法試験0%試験は行わない。レポート40%期末レポートを対象とする。平常点60%文献報告およびディスカッションを対象とする。その他0%特になし。科目名文化人類学演習1-2環境人類学を学ぶ担当者名博士(文学)早大箕曲在弘文化人類学コース2単位秋学期木曜日3時限1年以上―――授業概要本演習では環境人類学の基本文献を輪読する。教科書はMichaelDoveとCarolCarpenterが編集した“EnvironmentalAnthropology:AHistoricalReader”とする。履修者は各自関心のある章を担当し、事前に読み解いたうえで、レジュメを用意し、授業内で発表する。その後、履修者全員で議論する。授業の到達目標1.環境人類学の理論的変遷について理解すること。2.環境人類学の視角や概念を用いて、受講生自身のフィールドの現象を批判的に分析できるようになること。成績評価方法試験0%試験はおこなわない。レポート40%期末レポートを対象とする。平常点60%文献報告およびディスカッションを対象とする。その他0%特になし。科目名文化人類学演習2-1文化人類学的思考法と方法論を学ぶ担当者名博士(学術)東大松前もゆる文化人類学コース2単位春学期金曜日3時限1年以上―――授業概要本演習では、各自の今後の研究に向け基盤となる文化人類学的思考法および人類学的アプローチに関し理解を深めることを目指し、演習前半では、近年の文化人類学に影響を与えた著作を購読する。今学期は、アネマリー・モル多としての身体:医療実践における存在論(もしくは、アナ・チンマツタケ:不確定な時代を生きる術)を購読する予定で、そこからアクターネットワーク理論と、モルの言う実践誌について検討したい。演習後半では、各自が論文を書く際に参考にすべく、日本文化人類学会の機関誌文化人類学から関心のある論文を選び報告したうえで、その内容および論文の書き方について、全員で検討する。授業の到達目標・今後の研究に向けて基盤となる文化人類学的思考法と方法論について学び、自分で調査研究を遂行できるようになる。・論文の書き方を学んで修士論文執筆につなげる。成績評価方法試験0%試験は行いません。レポート0%学期末のレポート課題はありません。文化人類学コース―302―

元のページ  ../index.html#278

このブックを見る