文学研究科シラバス2021
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レポート0%レポートは実施しない。平常点100%出席点に加えて、内容の把握などを評価する。その他0%特になし。備考・関連URL洋書購読については輪番制をとるので各自の担当を順守すること。科目名考古学演習7-2担当者名高橋龍三郎考古学コース2単位秋学期木曜日4時限1年以上―――授業概要学院生の個別の研究テーマはそれぞれ異なり、個別の対応は不可能なので、全員に共通し、しかも個別分野を包括する内容を授業では扱う。それは先史社会に関するテーマで、どのような個別課題も、当時の社会的脈絡を離れて論じ得ないので、本授業では社会進化史的視点から個別社会を捉えるために、洋書および英語論文を講読する。社会の階層化過程を研究することを目標にして、オセアニアやオーストラリア原住民、新大陸の原住民諸部族の民族誌を検討する。当該地域の民族誌中、社会に直接関係する社会構造や親族組織、それらを支える文化社会理念、社会的リーダーのあり方、儀礼・祭祀などについて基本的な事柄を修得する。それと比較するために一段階進歩した首長制社会を知るためにミシシッピー川流域の、例えばカホキアやマウンドビル文化、カッド文化などの様相について講読し、時には台湾原住民社会のパイワン族、プユマ族などの民族誌を比較することも考えている。なお、授業は原則、教場での対面形式ですが、状況に応じてオンラインで実施することもあります。授業の到達目標どのような考古学の個別テーマを掲げようとも、遺物や遺構が当時の社会と離れがたく結びついていることを理解する。社会と遊離したニュートラルな遺物論・遺構論はあり得ないことを理解してもらう。そのために世界の古今東西に通有する儀礼・祭祀を中核とした事象に注目し、それらと社会の一般的関係性について理解してもらう。成績評価方法試験0%試験は実施しない。レポート0%レポートは実施しない。平常点100%出席点に加えて、内容の把握などを評価するその他0%特になし。備考・関連URL洋書購読については輪番制をとるので各自の担当を順守すること。科目名考古学研究指導1-1M修士論文作成のための指導担当者名長崎潤一考古学コース―春学期木曜日2時限1年以上―――授業概要修士論文の完成にむけて、資料の収集法、資料の取り扱い方、執筆について指導を行う。授業の到達目標修士論文の完成を到達目標とする。成績評価方法研究指導の成績評価については、その成績をPQの二級に分かち、Pを合格、Qを不合格とする。所定の研究指導を登録して指導を受けることをもってP(合格)とする。科目名考古学研究指導1-2M修士論文作成のための指導担当者名長崎潤一考古学コース―秋学期月曜日2時限1年以上―――授業概要修士論文作成のための研究指導を行う。修士論文の作成状況について受講生全員に発表してもらう。これを題材に受講生相互に議論しあう形をとる。また各自の論文作成にあたって配慮すべき研究倫理についても触れる。論文作成にあたって実践的な指導を行う。論文作成支援ソフト、図表・グラフの組み方、説得力のある作図法などについても指導する。授業の到達目標修士論文作成のための研究遂行力を身につけることを目標とする。成績評価方法研究指導の成績評価については、その成績をPQの二級に分かち、Pを合格、Qを不合格とする。所定の研究指導を登録して指導を受けることをもってP(合格)とする。科目名考古学研究指導2-1M資料の収集と整理1担当者名寺崎秀一郎考古学コース―春学期月曜日4時限1年以上―――授業概要修士論文作成にあたっては、資料を集め、それらを整理し、分析することが必要であるが、本研究指導では、以下の諸点を重点的に扱う。1.文献収集の重要性2.文献の探し方3.文献データベースの構築4.考古資料の収集5.収集資料の整理、データ考古学コース―291―

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