文学研究科シラバス2021
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科目名日本史学演習6-1奈良時代の国際環境を探る担当者名博士(歴史学)国学院大田中史生日本史学コース2単位春学期金曜日4時限1年以上―――授業概要文献史学では八世紀以前の列島をとりまく国際環境を、外交史、国家間関係史から捉えることが多い。けれども近年の考古学の成果などを参照すれば、東アジア海域には、国家間交流とは異なる次元で、地域・人びとを主体とする国際交流も存在していた。日本古代史研究は、こうした多様な交流をどのようにして捉え、国民国家史的な列島史を世界史のなかに描き直せるであろうか。本演習では、八世紀以前の列島の国際交流に関する史料を取り上げ、その読解、分析を通して上記の課題に実証的に迫りたいと思う。今年度は昨年度に続き唐大和上東征伝を扱う予定である。演習は各自の分担報告と討論を中心に進める。授業の到達目標①日本古代史の国際交流史関連史料の分析方法を学ぶ。②列島古代社会の国際環境の実態について新たな知見を得る。成績評価方法試験0%行わない。レポート50%内容によって評価。なお、報告時の討論や指摘事項を踏まえて作成すること。平常点50%報告内容、質疑の内容、参加の積極性によって総合的に判断する。その他0%特になし。科目名日本史学演習6-2奈良時代の国際環境を探る担当者名博士(歴史学)国学院大田中史生日本史学コース2単位秋学期金曜日4時限1年以上―――授業概要文献史学では八世紀以前の列島をとりまく国際環境を、外交史、国家間関係史から捉えることが多い。けれども近年の考古学の成果などを参照すれば、東アジア海域には、国家間交流とは異なる次元で、地域・人びとを主体とする国際交流も存在していた。日本古代史研究は、こうした多様な交流をどのようにして捉え、国民国家史的な列島史を世界史のなかに描き直せるであろうか。本演習では春学期(日本史学演習6-1)に引き続き、八世紀以前の列島の国際交流に関する史料を取り上げ、その読解、分析を通して上記の課題に実証的に迫りたいと思う。今年度は昨年度に続き唐大和上東征伝を扱う予定である。演習は各自の分担報告と討論を中心に進める。授業の到達目標①日本古代史の国際交流史関連史料の分析方法を学ぶ。②列島古代社会の国際環境の実態について新たな知見を得る。成績評価方法試験0%行わない。レポート50%内容によって評価。なお、報告時の討論や指摘事項を踏まえて作成すること。平常点50%報告内容、質疑の内容、参加の積極性によって総合的に判断する。その他0%特になし。科目名日本史学演習7-1近代日本司法史料研究担当者名博士(文学)早大藤野裕子日本史学コース2単位春学期木曜日4時限1年以上―――授業概要本演習では、近現代日本史研究における司法史料に関する研究文献と史料の輪読を通じて、司法史料の有用性と限界と明らかにするとともに、史料批判などの方法論を構築することを目指す。あわせて、くずし字の解読、史料の読解力、周辺事項の調査能力を磨きながら、近現代日本史に関する知見を深める。授業の到達目標(1)近現代日本史研究における司法史料の有用性と限界を理解する。(2)くずし字の解読、史料の読解力、周辺事項の調査能力を身につけ、近現代日本史に関する知見を深める。成績評価方法試験0%レポート0%平常点100%研究文献の読解力/くずし字の読解力/討論への貢献度/周辺事項の調査をふまえ、総合的に評価する。その他0%科目名日本史学演習7-2近代日本司法史料研究担当者名博士(文学)早大藤野裕子日本史学コース2単位秋学期木曜日4時限1年以上―――授業概要春学期に引き続き、近現代日本史研究における司法史料に関する研究文献と史料の輪読を通じて、司法史料の有用性と限界と明らかにするとともに、史料批判などの方法論を構築することを目指す。あわせて、くずし字の解読、史料の読解力、周辺事項の調査能力を磨きながら、近現代日本史に関する知見を深める。一年間の成果を報告書としてまとめる予定である。授業の到達目標(1)近現代日本史研究における司法史料の有用性と限界を理解する。(2)くずし字の解読、史料の読解力、周辺事項の調査能力を身につけ、近現代日本史に関する知見を深める。日本史学コース―249―

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