文学研究科シラバス2021
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科目名中国語学研究3中国語教育の歴史とICTの利用の現状の分析担当者名博士(文化交渉学)関西大学氷野善寛中国語中国文学コース2単位春学期火曜日3時限1年以上―――授業概要この授業では、中国語を母語としない学習者に対する中国語教育について考える。特に長い歴史のある中国語教育が教材、教具と共にどのような歴史を歩んできたのかを俯瞰し、現在につながる中国語教育の位置づけや目指す方向がどこにあるか検討を加える。さらに昨今利用が広がりつつあるICTを活用した中国語教育についても考える。授業の到達目標中国語教育が歴史的にどういう位置づけにあるのか理解し、中国語を母語としない学習者に対してどのように中国語を教授していけばよいのか、教える際の原則や方法について理解する。成績評価方法試験0%なしレポート30%授業で学んだことをまとめた上で、自分なりの考察を加えているか。平常点70%授業参加度、予習状況、毎回の課題への取り組み。その他0%なし科目名中国語学研究4中国語教材・授業の設計とICTの活用担当者名博士(文化交渉学)関西大学氷野善寛中国語中国文学コース2単位秋学期火曜日3時限1年以上―――授業概要この授業では、中国語を母語としない学習者に対する中国語教育について考える。特に中国語教育で様々な場面で利用されている教材を分析する力、補助教材の作成や授業展開をするうえで必要となるICTスキルの習得と向上を目指する。授業の到達目標中国語のコーパスの使い方、授業で必要となる様々な資料の収集方法と加工方法、教材研究の仕方など実践的な力を身につけることを目標とする。成績評価方法試験0%なしレポート30%授業で学んだことをまとめた上で、自分なりの考察を加えているか。平常点70%授業参加度、予習状況、毎回の課題への取り組み。その他0%なし科目名中国文学講義3中国現代文化論(1)担当者名高屋亜希中国語中国文学コース2単位春学期月曜日4時限1年以上―――授業概要文革が終わった1970年代後半以降、国から与えられたポストや戸籍など、固定的な身分に縛られていた社会状況がしだいに崩れ、再編されていく過程は、人々に大きなアイデンティティの変容をもたらすとともに、現代中国の社会や文化にも変容をもたらすことになった。本講義では、中国現代文化を国によって与えられた身分への異議申し立て、新たな身分の獲得という視角から1970〜1980年代の文学などを中心にした中国現代文化について、歴史的かつジャンル横断的に考察する。授業の到達目標文革終結から1980年代までの中国現代文化がいかなる社会的背景のもとで生み出されたものか、認識の枠組みを得ることを目標とする。成績評価方法試験0%なしレポート50%1970〜1980年代の文学作品や文化現象について、講義で扱った歴史的経緯や社会的背景を理解し、先行研究を広く調査した上で、独自の視点から分析しているものを評価する。平常点50%授業への出席のほか、発言などの授業への積極性を評価する。その他0%なし科目名中国文学講義4中国現代文化論(2)担当者名高屋亜希中国語中国文学コース2単位秋学期月曜日4時限1年以上―――授業概要文革が終わった1970年代後半以降、国から与えられたポストや戸籍など、固定的な身分に縛られていた社会状況がしだいに崩れ、再編されていく過程は、人々に大きなアイデンティティの変容をもたらすとともに、現代中国の社会や文化にも変容をもたらすことになった。本講義では、中国現代文化を国によって与えられた身分への異議申し立て、新たな身分の獲得という視角から1990〜2000年代の文学などを中心にした中国現代文化について、歴史的かつジャンル横断的に考察する。授業の到達目標1990年代から21世紀初頭までの中国現代文化がいかなる社会的背景のもとで生み出されたものか、認識の枠組みを得ることを目標とする。成績評価方法試験0%なしレポート50%1990年代から21世紀初頭の作品や文化現象について、講義で扱った歴史的経緯や社会的背景を理解し中国語中国文学コース―197―

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