文学研究科シラバス2021
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科目名日本文学演習13-2蒙求聴塵を読む担当者名博士(文学)早大河野貴美子日本語日本文学コース2単位秋学期月曜日4時限1年以上―――授業概要清原宣賢の蒙求聴塵を精読する。蒙求聴塵は、清原宣賢が蒙求の語句に対して詳細な注釈を施した、いわゆる抄物である。蒙求は日本に伝来して以後、学問への入門書、すなわち幼学書として広く学ばれ、日本のことばや文学の世界に大きな影響を与えた。本演習では、清原宣賢による蒙求解釈を通じて、漢籍の日本における受容や、蒙求所載のことばや故事が説話をはじめとする日本の言説へ及ぼした影響など、文学・文化史の諸問題へも意識を広げながら読解、考察を行っていきたい。授業は、はじめに概説を行った後、個々に分担した箇所について、翻刻、注釈を行い、考察とともに発表してもらう。授業の到達目標日本に伝来した漢籍がいかにして日本のことばや文学に影響を及ぼしていったのか、東アジアに展開した漢字・漢文文化について理解を深めるとともに、広く日本文学史・文化史を見渡しながら考察を進めていくための知識、スキルを身につける。写本資料の翻刻、諸本との校合、及びさまざまな和漢古文献の利用について習熟するとともに、資料の読解を通してさらに発展的な考察を構築していける思考力を養う。成績評価方法試験0%行わないレポート0%行わない平常点100%発表、授業への参加状況により評価する。その他0%なし科目名日本語学演習2-1日本語音韻音調史の研究担当者名博士(文学)早大上野和昭日本語日本文学コース2単位春学期木曜日4時限1年以上―――授業概要日本語音韻音調史を見渡しつつ、文献資料研究の成果を確認する。授業の到達目標文献資料を適切に日本語史上に位置づけられるようになる。成績評価方法試験0%とくに予定していない。レポート90%テーマ設定が適切であること、データの採集が正確であること、さらにデータの解釈とアクセント史上への位置付けが妥当であることを評価基準とする。平常点10%授業に積極的に参加しているかどうかにより評価する。その他0%とくにない。科目名日本語学演習2-2日本語音韻音調史の研究担当者名博士(文学)早大上野和昭日本語日本文学コース2単位秋学期木曜日4時限1年以上―――授業概要日本語音韻音調史を見渡しつつ、文献資料研究の成果を確認する。授業の到達目標文献資料を適切に日本語史上に位置づけられるようになる。成績評価方法試験0%とくに予定していない。レポート90%テーマ設定が適切であること、データの採集が正確であること、さらにデータの解釈とアクセント史上への位置付けが妥当であることを評価基準とする。平常点10%授業に積極的に参加しているかどうかにより評価する。その他0%とくにない。科目名日本語学演習3-1日本語の副詞の研究担当者名学術博士(阪大)森山卓郎日本語日本文学コース2単位春学期火曜日3時限1年以上―――授業概要副詞研究を中心に考える授業の到達目標副詞研究を中心に日本語の見方を考える成績評価方法試験0%試験は行わないレポート60%基本的な概念が理解できているか、オリジナルな観点からの分析ができるか。平常点40%授業に積極的に参加できているか。その他0%なし日本語日本文学コース―118―

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