文学研究科シラバス2021
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科目名日本語日本文学資料解読1近代日本の文学と諸メディア担当者名高橋敏夫他/金子亜由美/楜沢健/永野宏志/吉野泰平日本語日本文学コース4単位春学期水曜日3-4時限1年以上―――授業概要この講義では、1時間目にはメディアとの関連に留意しながら、文学者と文学テクストについて考察を行い、2時間目にはディスカッションを中心に授業を進めていく。扱う予定のメディアは新聞・雑誌・書籍など。授業の進め方、とりあげる文学テクストのリストは、第1回目の授業で提案する。なお、この授業は2時間続きで行う。★教室授業を基本とするが、一部はリアルタイム配信型授業授業の到達目標この授業では、日本の近代文学を研究するうえで不可欠となる文学者やその文学テクストを、同時代の新聞・雑誌・書籍などのメディアとの関連を意識しながら検討することを目的とする。このような視点からは、近代日本の文学が常に様々なメディアを通じて、書き手から読み手へと届けられたことが浮かび上がってくるだろう。また、研究において不可欠となる一次資料の扱い方を身につけることも、この講座では目指したい。成績評価方法試験0%なしレポート50%レポートは、日本語または英語による。日本語の場合は、4,000字程度。英語の場合は、1,500語程度。ただし、英語で執筆の場合は、800字程度の日本語要旨を添付すること。平常点50%成績は、授業への参加度と年度末提出のレポートから判断する。その他0%なし科目名日本文学演習1-1万葉集精読担当者名博士(文学)早大高松寿夫日本語日本文学コース2単位春学期金曜日3時限1年以上―――授業概要万葉集に収録される作品を精読する。授業の到達目標万葉集の和歌を専門的に読解するために必要な知識・方法を習得し、それらを使いこなしながら、自分で問題点を見つけ考察し論ずる力を養う。成績評価方法平常点で評価する。科目名日本文学演習1-2万葉集精読担当者名博士(文学)早大高松寿夫日本語日本文学コース2単位秋学期金曜日3時限1年以上―――授業概要万葉集に収録される作品を精読する。授業の到達目標万葉集の和歌を専門的に読解するために必要な知識・方法を習得し、それらを使いこなしながら、自分で問題点を見つけ考察し論ずる力を養う。成績評価方法平常点および学期末に提出してもらうレポートによって総合的に判断する。科目名日本文学演習2-1上代散文担当者名博士(文学)早大松本直樹日本語日本文学コース2単位春学期月曜日2時限1年以上―――授業概要古事記と風土記を中心に上代散文の諸作品を読解する。文献についての知識を身につけ、有効な研究方法を考え、各自の研究のための基礎を固めることを目標とする。古事記と風土記の講読を中心に授業を進める。毎時、担当者と担当範囲を定め、諸本の調査、本文校定、注釈・研究史の調査整理、考察を行う。古事記は中巻、風土記は播磨国風土記と出雲国風土記をとりあげる予定である。具体的な進め方は受講生と相談の上で決定する。上記のほかに受講生各自の研究発表の機会をもうける。授業の到達目標上代散文分野の研究史、学界事情を把握し、各自の研究の基礎力を身につけることを目標とする。成績評価方法講読・研究発表など平常点で評価する。備考・関連URL上代文学を専攻する学生を対象とした演習を行うので、上代以外で受講を希望する場合には、予め担当教員と相談することが望ましい。日本語日本文学コース―110―

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