【文学研究科】2019年度シラバス
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科目名日本文学演習10-2B新旧の戦争論を概観し、近代・現代の戦争文学を読む担当者名高橋敏夫日本語日本文学コース2単位秋学期木曜日5時限1年以上―――授業概要本年度は、戦争文学全集として最大規模の試みコレクション戦争×文学(集英社)全20巻・別巻1で、わたしが編集した巻の中から、第20巻オキナワ終わらぬ戦争と第4巻9・11変容する戦争をとりあげる。まず、参加者全員が、それぞれもっとも関心のある新・旧戦争論(一冊あるいは複数)について報告したうえで、関心のある巻に収められている作品について考察し報告する。授業の到達目標修士論文の完成を目指す。成績評価方法試験0%レポート70%成績評価においては、その成績をA+(優)、A(優)、B(良)、C(可)、F(不可)の五段階評価とし、C以上を合格とする。A+、A、B、Cについては、課題に対する理解度、独創的視点の有無、文章表現の巧拙を総合して判定する。平常点評価30%出席回数は授業回数の三分の二以上を必要とする。その他0%科目名日本文学演習11-1A明治期の文学テクスト(小説)を読む担当者名宗像和重日本語日本文学コース2単位春学期火曜日4時限1年以上―――授業概要明治期小説の作品集ないしアンソロジーを材料とし、十数編を選んで、毎回、受講生の発表と質疑を中心として演習を進める。とりあげる材料や発表方法などの具体的な点については、最初の授業時間に提示し、受講生の人数などに応じて日程を相談したい。なお、修士課程1年生の授業(日本文学演習11−1A)と2年生の授業(日本文学演習11−1B)は、火4・5時限に合同で行う。授業の到達目標この演習では、近代文学の広範な領域のなかから、とくに明治期の文学テクスト(小説)を対象として、本文の分析と読解の方法を検討する。文体や風俗、時代背景の違いなどから、今日、明治文学を研究対象とするには多くの困難があるが、文体・視点・語り・描写など、近代文学および近代文学研究の諸課題は、明治期の文学に端を発していることを、あらためて確認する場にしたい。それを通して、大正・昭和・戦後・現代の文学を研究対象としている受講生にも、それぞれの研究に資することを目標とする。成績評価方法試験0%レポート50%一編の論文としてまとまった体裁と内容を備えているかどうかを評価する。平常点50%限られた時間のなかで、どのように説得力のある報告ができたか、また質疑に積極的に参加できたかどうかを評価する。その他0%科目名日本文学演習11-2A明治期の文学テクスト(小説)を読む担当者名宗像和重日本語日本文学コース2単位秋学期火曜日4時限1年以上―――授業概要明治期小説の作品集ないしアンソロジーを材料とし、十数編を選んで、毎回、受講生の発表と質疑を中心として演習を進める。とりあげる材料や発表方法などの具体的な点については、最初の授業時間に提示し、受講生の人数などに応じて日程を相談したい。なお、修士課程1年生の授業(日本文学演習11−2A)と2年生の授業(日本文学演習11−2B)は、合同で行う。授業の到達目標この演習では、近代文学の広範な領域のなかから、とくに明治期の文学テクスト(小説)を対象として、本文の分析と読解の方法を検討する。文体や風俗、時代背景の違いなどから、今日、明治文学を研究対象とするには多くの困難があるが、文体・視点・語り・描写など、近代文学および近代文学研究の諸課題は、明治期の文学に端を発していることを、あらためて確認する場にしたい。それを通して、大正・昭和・戦後・現代の文学を研究対象としている受講生にも、それぞれの研究に資することを目標とする。成績評価方法試験0%レポート50%一編の論文としてまとまった体裁と内容を備えているかどうかを評価する。平常点50%限られた時間のなかで、どのように説得力のある報告ができたか、また質疑に積極的に参加できたかどうかを評価する。その他0%日本語日本文学コース―107―

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