【文学研究科】2019年度シラバス
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1.各人の個別テーマ研究への共同協議修士論文に関連した個別テーマ研究の発表を行い、共同協議を行い、その成果は、早大文学学術院教育学会で発表する。2.国際教育に関連する特定のテーマに基づく共同研究2001年度はNGOのスタディツアー研究―国際教育の視点から―、2002年度は地域にみる国際教育の実践研究、2003-2004年度は、国際理解教育と文化理解、2005-2007年度は国際理解教育の理念などをテーマに、共同研究を実施した。また2008年度以降は、ことばと国際理解教育、教育実践研究と国際理解教育、難民と国際理解教育というテーマの2〜3年単位の学会課題研究を実施している。必要に応じて受講生との協議により共同研究テーマを決定し、先行研究・関連文献の講読、またフィールド調査、共同研究報告書の作成、学会発表などを行う。授業の到達目標研究指導では、受講生が設定する国際教育の理念・理論、実践上の方策・課題について、多面的に検討を加え、それらを深化させることを基本目標とする。成績評価方法試験0%実施しないレポート0%実施しない平常点100%授業参加、授業発表その他0%特になし科目名教育学研究指導3-1M子どもの権利としての支援と教育担当者名博士(文学)早大喜多明人教育学コース―春学期火曜日4時限1年以上―――授業概要日本の教育においては、子どもの自己肯定感の獲得が最優先の実践課題になっている。その点で教育学は、どちらかといえば、教える側のイニシアチブ=主導性を軸として成り立つ学問であり、自己形成を図る子どもの指導としての機能には限界があるといえる。これに対して、この研究指導と子ども支援学が対象とする子どもの権利としての支援とは、権利享受主体の側がイニシアチブをもち、自らの力と意思で、自己形成を図ることができるように支えることが使命となる。授業の到達目標このような意味において、子どもの権利としての支援の概念は、子どもの自己肯定感を高めるエンパワーメント実践として、つとめて実践的な理念であるとともに、これを支えていく政策、制度理念でもある。今日、この対極にある教育政策・子ども政策理念としての厳罰主義(ゼロ・トレランス)が台頭してくる中で、子ども支援主義の実践、政策を具体的に深めていくことが当研究指導の到達目標となる。成績評価方法試験0%レポート0%平常点100%その他0%備考・関連URL年間を通しての演習目的に沿った研究活動の成果を十分にあげてきたかどうか、その研究者としてのオリジナリティ、クリティーク、ライティングの力量について、向上とその努力が見られるかを総合的に評価する。科目名教育学研究指導3-2M子どもの権利としての支援と教育担当者名博士(文学)早大喜多明人教育学コース―秋学期火曜日4時限1年以上―――授業概要日本の教育においては、子どもの自己肯定感の獲得が最優先の実践課題になっている。その点で教育学は、どちらかといえば、教える側のイニシアチブ=主導性を軸として成り立つ学問であり、自己形成を図る子どもの指導としての機能には限界があるといえる。これに対して、この研究指導と子ども支援学が対象とする子どもの権利としての支援とは、権利享受主体の側がイニシアチブをもち、自らの力と意思で、自己形成を図ることができるように支えることが使命となる。授業の到達目標このような意味において、子どもの権利としての支援の概念は、子どもの自己肯定感を高めるエンパワーメント実践として、つとめて実践的な理念であるとともに、これを支えていく政策、制度理念でもある。今日、この対極にある教育政策・子ども政策理念としての厳罰主義(ゼロ・トレランス)が台頭してくる中で、子ども支援主義の実践、政策を具体的に深めていくことが当研究指導の到達目標となる。成績評価方法試験0%レポート0%平常点100%その他0%備考・関連URL年間を通しての演習目的に沿った研究活動の成果を十分にあげてきたかどうか、その研究者としてのオリジナリティ、クリティーク、ライティングの力量について、向上とその努力が見られるかを総合的に評価する。教育学コース―88―

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