【文学研究科】2019年度シラバス
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成績評価方法試験0%試験は実施しない。レポート100%現場実習に関する報告が必要である。そのために発掘調査日誌類を提出すること。ただし、当道府県の埋蔵文化財センターなどでは、発掘調査事で明らかになった事実関係を事前に漏らすことを禁止する規定があるので、それについては事前に相談すること。平常点0%平常点による評価はしない。その他0%発掘担当者の所見、発掘調査報告、発掘調査日誌類などの書式を提出することにより、評価の判断基準にする。備考・関連URL夏季休暇などを利用して、最低20日間の調査実習をすることが単位取得の条件である。受講生は、本科目の履修のために、受け入れ先の発掘調査現場あるいは整理作業現場について、直接担当者と交渉・相談し、その受け入れの諾否について早めに科目担当者に伝えること。科目担当者は、受講者がお世話になる発掘現場、整理現場の担当者に連絡し、予め科目の主旨を伝えてお願いするので、交渉状況について必ず科目担当者に連絡すること。講義計画では15回分を記載するが、通年授業なので注意すること。科目名考古学特殊演習文化財調査の現在担当者名博士(文学)千葉大白井久美子考古調査士関連科目2単位秋学期土曜日4時限1年以上―――授業概要・文化財調査の現状について、調査者の立場から課題を投げかけて検討する。・特に、1970年代〜2000年代の高度経済成長期に、全国規模でおこなわれた大規模な埋蔵文化財調査の功罪を考えるとともに、膨大な資料をどのように学界に活かし、社会に還元したらよいか考える。・日本の文化財調査体制・日本型発掘調査について、諸外国の例と比較・検討する。・経済成長が減速した現在、文化財調査体制や文化行政にどのような変化が生じているのか確認する。授業の到達目標・文化財調査機関による調査・研究の実態と問題点を知る。・列島規模で行われた埋蔵文化財調査について、一般社会・マスコミがどのように受け止め、反応したか理解する。・文化財調査担当者の学界への参加、取り組みについて知る。・文化財調査の成果をどのように社会に還元し、周知したらよいか考える。成績評価方法試験0%レポート50%課題について、内容を把握し、誠実に取り組んでいるかどうか。平常点50%発表資料と発表内容。講義や発表内容を理解し、質疑や討論に参加できているかどうか。その他0%考古調査士関連科目―416―

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