【文学研究科】2019年度シラバス
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せん。他学部からの受講生もおおいに歓迎します。カリキュラムはあくまでも目安です(授業計画は2018年度後期に実際取り上げたテクストを挙げておきます)。というのも、受講者からのリクエストを優先して授業で扱うテクストを選定しているからです。もちろん全員のリクエストにこたえることはできませんが、どしどし読みたいテクストを提案してください。フランス人による作品ではないもの、フランス語訳作品を読むこともやぶさかではありません。ただし、アゴタ・クリストフ文盲、サガン悲しみよこんにちは、カミュ異邦人、フローベールは必ず取り上げる予定です(フローベールに関しては、具体的に作品や箇所のリクエストがあるのなら歓迎します)。試験は期末に教場試験を行います。辞書持ち込み可。半分は授業で扱ったプリントから、残りの半分は実力テストで和訳形式です。授業の到達目標フランス語を読むことに喜びを感じること。語学力のみならず、フランスの文化、ひいてはヨーロッパ全体の文化や歴史への興味を抱くこと。成績評価方法試験70%辞書持ち込み可レポート0%特になし平常点30%授業における積極性その他0%特になし科目名フランス語を読む7(哲学)哲学書のフランス語に慣れる担当者名博士(文学)早大立花史仏語1単位秋学期火曜日6時限1年以上―――授業概要思想・哲学系のフランス語文献を読んでゆきます。春、秋ともに、それぞれ哲学者のテクストの抜粋(1〜2つ)を読みます。そのつど、新たな哲学者のテクストに入るときには、可能な範囲で、こちらから哲学者の簡単な解説もおこないます。※ただし登録者や講師の問題関心によっては美学・社会学・分析哲学に関わるテクストや哲学的な文学テクストを扱う場合もあります。論述文によく出てくる語彙や熟語、文構造というものがあります。それらを少しずつ身につけてゆくと、文面から徐々に意味が汲み取れるようになります。それまでの間、辞書を片手に、フランス語の文章と根気よく向き合える登録者がのぞましいと考えています。なるべく平易なテクストを選ぶつもりですが、哲学という縛りがあるので、どうしてもテクストのレヴェルは中級以上になります。中級者を主な対象としていますが、学部生から院生まで、学年や所属は幅広く歓迎します。準備・環境がととのえば、視聴覚教材も利用したいと思います。授業の到達目標本講座の到達目標は、哲学書に出てくるフランス語に慣れることです。単に辞書を引くだけでなく、独特の語彙、熟語、文構造をなるべく習得するように心がけてください。もちろん本講座は、フランス語圏の思想・哲学に関する教養を深め、さまざまなテーマに関して自主的に考える機会を提供する場となることも目指しています。(ただし哲学や思想そのものを専門的に講ずる授業ではないのであしからず。)成績評価方法試験45%レポート0%平常点55%その他0%備考・関連URL秋期からの登録も歓迎しますが、通年で受講することをお勧めします(春期のテクストの途中からになる場合もあります)。科目名フランス語を読む8(芸術・文化)フランスの文学作品をとにかく読んでいくうちに、フランス語が自力でサクサク読めるようになる担当者名中島万紀子仏語1単位秋学期火曜日3時限1年以上―――授業概要基本的には、春学期のフランス語を読む3(芸術・文化)のつづきであるが、秋学期だけ単独で受講することもできる。(しかし、春学期のつづきではあるので、春学期から履修している人はレベルアップしているはずである。したがって、秋学期から履修する人は、周りのレベルに合わせて自助努力する必要が出てくるかもしれない。)春学期と同様、フランスの、おもに文学のテクストをとりあげて、とにかく辞書さえあれば自力でフランス語の本格的な文章を読むことに慣れていく。フランス語の有名な作品を、できるだけ難易度順に数多く読んでいくので、フランス文学の名作について知る機会も兼ねている。フランス語をひととおり学習した人を対象としているが、フランス語に少々自信のない人でも、文法事項も復習しながらフランス語読解のコツをおさえていくので、じっさいのフランス語の文章を自分で読めるようになる……はずである。取りあげるテーマに関しては、学期の初めにアンケートをおこなうので、可能な限り皆さんの希望にも添いたいと考えている。毎回短めの文章を読みきりというかたちで取りあげる。授業の到達目標じっさいのフランス語の文章を、自分で辞書をひいて読むのに慣れること。成績評価方法試験60%学期末に、持込不可(辞書も不可)の復習テストをおこなう。学期中に読んだフランス語の文章の抜粋を出題するので、それを和訳すること。レポート0%レポートは課さない。訳文提出については以下の平常点評価の項を参照のこと。共通科目(外国語)(学部合併科目)―383―

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