【文学研究科】2019年度シラバス
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科目名英語1一神教と戰爭担当者名岡田俊之輔外国語科目1単位春学期木曜日4時限1年以上―――授業概要一神教の嚴格で獨善的な世界觀が聖戰を惹き起す要因なのだから、聖典に基づく宗教的枠組を乘り越えて、眞に世俗的で多元主義的な世界を築くべしと、テロと文明の著者ShadiaB.Druryは説く。リベラル派知識人の典型的な主張だが、彼等の論據を知るのは勉強になるし、英語自體も讀み易いので語學の教材としても惡くはあるまい。このクラス(英語1)では、結論部分に當る第5部ʻTerror,Ideals,andCivilizationʼを通讀する。授業の到達目標宗教、別けても一神教と戰爭の關係を考へると同時に、英語の讀解力向上を目指す。成績評価方法試験90%期末試驗レポート0%平常点10%出席點等その他0%備考・関連URLなほ、秋學期の英語2では、クリスト教の人間觀に焦點を絞つた論攷を讀む。關聯URL:http:phil.uregina.caCRC※昨年度までに英語1の單位を修得した者は重複履修を避けること。科目名英語2イエス・クリストの愛の倫理担当者名岡田俊之輔外国語科目1単位秋学期木曜日4時限1年以上―――授業概要クリスト教の嚴格な道徳律が人間に對して必要以上に苛酷な要求を課して來たと著者は論じ、今こそ眞に世俗的なヒューマニズムを確立せねばならぬと説く。リベラル派知識人の典型的な主張だが、彼等の論據を知るのは勉強になるし、英語自體も讀み易いので語學の教材としても惡くはあるまい。春學期(英語1)から引續きShadiaB.Druryの著書を扱ひ、このクラス(英語2)では第3部ʻEthicofLoveʼを通讀する。これはイエス・クリストの愛の倫理を批判した文章であるが、半面の眞理しか捉へてゐないやうに思はれる。授業の到達目標イエス・クリストの嚴しい愛の倫理が西洋世界に及ぼした影響について考へると共に、英語の讀解力向上を目指す。成績評価方法試験90%期末試驗レポート0%平常点10%出席點等その他0%備考・関連URL英語1の受講は必須の前提條件ではないが、理解の補助にはかなりなる筈である。関連URL:http:phil.uregina.caCRC※昨年度までに英語2の單位を修得した者は重複履修を避けること。科目名英語11担当者名平埜雅久外国語科目1単位春学期月曜日3時限1年以上―――授業概要日本語と英語は、構造的に異なる点が多々あります。そうした点を踏まえ、英語らしい英語が書けるよう訓練を積んでいきます。ただし、本講座は通常の授業形態は取りません。学部学生と違って、大学院生ともなりますと、専門の研究が進み、そのため、日頃の研究生活の中で英語を活用する度合いに違いが生じ、その結果、語彙の量、文法力、表現力に相当大きな個人差が見られます。日本語と英語に見られる構造上の違いについても、理屈抜きである程度のことは体得している者もいます。そうした点を考慮し、受講生の利益と授業の効率を考え、受講生の運用力に応じた対応をしていこうと思います。本講座は、受講生全員が毎週決められた時限に授業を受けるといった通常の授業形態は取りません。高い英語運用力がすでにあると判断された学生は、通常授業への参加を免除し、それに代わって、2本、エッセイ(1本2500語前後)を提出してもらいます。その他の学生は、通常授業の中で、英語が書けるよう訓練を積んでいきます。授業の到達目標日本語と英語の発想上の違いを確認し、英語の運用能力を高める成績評価方法レポート70%、授業に臨む姿勢30%備考・関連URL第一回目の授業で、英語力判定テストを行います。辞書(携帯電話の辞書は不可)を忘れずに持参してください。共通科目(外国語)(大学院設置科目)―351―

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