【文学研究科】2019年度シラバス
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科目名倫理学特論1生命倫理の問題に直面して人間観を再考する担当者名村松聡共通授業科目2単位春学期木曜日4時限1年以上―――授業概要倫理学・応用倫理学の研究にとっての必須な哲学論文を取り上げ、生命、環境、社会などの広範なテーマについて考える。今年は、生命倫理と深く関わるテーマ、人間の尊厳、自然と人間の関わり、生命観などを取り上げる。テキストは参加者と相談のうえ決定するが、現在、以下のようなのテキストからいくつかの論文を取り上げる予定である。いずれも、日本語訳を主とするので、ドイツ語を習得していない学生、英語に自信のない学生でも参加可能である。ジープバイエルツクヴァンテ、ドイツ応用倫理学の現在、ナカニシヤ出版クヴァンテ、人間の尊厳と人格の自律、法政大学出版局ビルンバッハー自然と利害関心の間、法政大学出版局授業の到達目標現代の具体的な倫理的問題にどのように哲学的理解が資することができるかを学ぶことが大きな目標である。成績評価方法まず、授業に三分の二以上出ていることが必須条件。その上で、日常点40%、レポート60%で評価する。備考・関連URL倫理学についての専門的な知識と理解についてはその都度説明するので、前提としない。哲学的に理解する力、合理的に考える能力があれば理解に困難なことはないだろう。科目名倫理学特論2生命倫理の問題に直面して人間観を再考する担当者名村松聡共通授業科目2単位秋学期月曜日4時限1年以上―――授業概要倫理学・応用倫理学の研究にとっての必須な哲学論文を取り上げ、生命、環境、社会などの広範なテーマについて考える。前期に続いて、生命倫理と深く関わるテーマ、人間の尊厳、自然と人間の関わり、生命観などを取り上げる。テキストは参加者と相談のうえ決定するが、現在、以下のようなのテキストからいくつかの論文を取り上げる予定である。いずれも、日本語訳を主とするので、ドイツ語を習得していない学生、英語に自信のない学生でも参加可能である。ジープバイエルツクヴァンテ、ドイツ応用倫理学の現在、ナカニシヤ出版クヴァンテ、人間の尊厳と人格の自律、法政大学出版局ビルンバッハー自然と利害関心の間、法政大学出版局授業の到達目標現代の倫理的問題にどのように哲学的理解が資することができるかを学ぶことが大きな目標である。成績評価方法まず、授業に三分の二以上出ていることが必須条件。その上で、日常点40%、レポート60%で評価する。備考・関連URL倫理学についての専門的な知識と理解については、その都度説明する。哲学的に理解する力、合理的に考える能力があれば理解に困難なことはないだろう。科目名人類学特論1文化人類学の視座:学説史の回顧を通して担当者名博士(文学)東北大松本尚之共通授業科目2単位春学期金曜日4時限1年以上―――授業概要グローバル化、情報化が進んだ現代社会では、文化は人と人を分かち、対立や摩擦を生み出す主要な要因と考えられています。我々の日常においても、出身(国籍・民族・国内の出身地域)や宗教、ジェンダーや経済的格差、政治的な主義主張によって異なる文化(生活習慣や考え方)を持つと感じる他者と交わる機会が増えています。文化人類学は、フィールドワークを通して、自らが他者異文化と感じる存在の理解を目指す学問です。その過程は、対象を異なると感じる自分自身の視点を問い直し、自らのうちの偏見や固定観念を内省する作業でもあります。文化人類学者は、文化という概念を用いて他者を総体的に捉え、論じることを試みてきました。しかし、何について論じれば他者を語ったことに、あるいは理解したことになるのでしょうか。この講義では、文化人類学の学説史の回顧を通して、異文化研究、異文化理解の可能性について検討したいと思います。授業の到達目標代表的な研究者の著作の購読を通して、文化人類学における問題関心や視座の基本的な知識を習得することが目的です。それによって、人間や社会文化を論じる際の視座の多様性を学び、自身の研究に活かして欲しいと思います。成績評価方法各講義での発表と討論への参加度をもとに評価します。科目名人類学特論2文化人類学の視座:民族誌を読む担当者名博士(文学)東北大松本尚之共通授業科目2単位秋学期金曜日4時限1年以上―――授業概要本講義では、今日の文化人類学の諸関心について、アフリカ地域をフィールドとした代表的な民族誌の輪読を通じて検討します。民族誌(エスノグラフィー)とは、文化人類学や社会学における研究手法であり、その成果物を指します。もともとは特共通科目︵講義︶―344―

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