【文学研究科】2019年度シラバス
308/386

科目名ギリシャ・ラテン文学1文学の中の英雄伝説とギリシャ神話担当者名博士(文学)京大宮城徳也共通授業科目2単位春学期月曜日4時限1年以上―――授業概要西洋文学の根幹である西洋古典文学(ギリシャ・ラテン文学)の概要を理解した上で、英雄伝説を中核として、ギリシャ神話、叙事詩、悲劇、喜劇、ローマ文学における英雄伝説の意味と後世への影響を考える。有名な英雄を取り上げ,彼らがどのように文学で扱われているかを整理し,後世への影響を考察する。授業の到達目標英雄伝説を通して、ギリシャ・ラテン文学の全体を視野に入れつつ、その後世への影響をも考察する。成績評価方法試験0%レポートと平常点で評価レポート40%学期末に3000字程度で、学習と研究の成果の報告を求める平常点60%授業での、学習と議論を平常点として評価するその他0%レポートと平常点で評価備考・関連URL関連URL:http:www.f.waseda.jptokuyamindex.htm科目名ギリシャ・ラテン文学2英雄伝説と歴史,伝記担当者名博士(文学)京大宮城徳也共通授業科目2単位秋学期月曜日4時限1年以上―――授業概要ギリシャ神話の英雄伝説が、ギリシャ文学、ローマ文学おいてどのように取り上げられたかを,歴史、伝記を通じて考える。その際に,伝説上の人物と実在の歴史的人物の両方を取り上げ、歴史、伝説、神話が古代人にそれぞれどのように意識されていたかも合わせて考察する。古代陶器,古代彫刻をも資料として、文学と視覚芸術の双方に取り上げられた英雄たちの姿を可能な限り浮き彫りにする。授業の到達目標古代文学と視覚芸術(陶器画と彫刻)に表現された神話、伝説、歴史を考察する。成績評価方法試験0%レポートと平常点で評価レポート40%学期末に3000字程度で、学習と研究の成果の報告を求める平常点60%授業での、学習と議論を平常点として評価するその他0%レポートと平常点で評価備考・関連URL関連URL:http:www.f.waseda.jptokuyamindex.htm科目名比較文学1担当者名源貴志共通授業科目2単位春学期木曜日3時限1年以上―――授業概要日本近代文学へのロシア文学の影響について、二葉亭四迷の仕事を詳しく見ることによって総合的な検討を行なう。とくに、二葉亭による翻訳作品の選定の問題を、二葉亭の生涯や、ロシアの文学史、同時代のヨーロッパ文学との関係などから多角的に検討する。なお、翻訳作品選定の問題に関しては、森鴎外によるヨーロッパ文学の翻訳の仕事にも注目する。さらに広く、ヨーロッパ文学の翻訳が日本近代文学のなかに占めた重要性についてもできるだけ考察を及ぼしたい。授業の到達目標比較文学研究のなかの重要なテーマとしての、外国文学の日本文学への影響の問題を、できるだけ多角的に理解できるようにする。また、研究上の文献の取扱いの問題についても、基本的な理解が得られるようにする。成績評価方法各自執筆中の修士論文のテーマに添って、講義に触発された内容でのレポートを提出してもらう。備考・関連URLロシア語の知識は必要なし。西洋文学の日本文学への影響について関心ある人ならば歓迎します。科目名比較文学2日本の現代詩を読む担当者名堀内正規共通授業科目2単位秋学期火曜日4時限1年以上―――授業概要この授業は、演習形式で、参加するみなさんといっしょに、日本の第二次大戦後の詩、いわゆる現代詩と呼ばれるジャンルの詩の作品を、実際に読んでゆくクラスです。日本文学に関心のある方で、現代詩はちょっと苦手、とかいままであまり縁がなかった、とかといった方たちにも、予備知識を必要とせずに、自由に言葉を読んで、感じたことや考えたことを、臆せず話してもらい、ともに考えたいと思っています。(詩に深い関心がある方や、現代詩にも精通している方はもちろん大歓迎です。)毎週、一人の詩人を取り上げて、事前に印刷して配布しておいた幾つかの詩を、みなさんにも教室に来る前に読んできていただいて、ディスカッションができればいいと考えています。どんな稚拙なことでも、素朴なことでも大丈夫です。共通科目︵講義︶―341―

元のページ  ../index.html#308

このブックを見る