科目名中東・イスラーム研究特論4TheHistoryoftheMiddleEastandEurope,600-1500担当者名Ph.D.UniversityofEdinburghマレトアレクサンデルフィリップジョン中東・イスラーム研究コース2単位秋学期火曜日4時限1年以上―――授業概要ThiscoursewillexplorethehistoryoftheMiddleEastanditsrelationswithmedievalEuropefromthebeginningoftheIslamicmovementintheearlyseventhcenturydowntotheendofthefifteenthcentury.Aswellasseekingtounderstandthepolitics,society,culture,andreligionoftheMiddleEastduringthistime,itwillalsoexplorethehostilityandoutrightconflictthatperiodicallyflaredupbetweenMuslimsandChristianEurope,andwilltrytomakesenseoftheextensivesocial,economicandculturalinteractionsthattookplacebetweenthetwo.Itwillalsoexplorethewaysinwhichvariousobjects,culturalaspects,andscientificknowledgepassedbetweenthem.ByexploringthecomplexrealityofboththeIslamicWorldandofChristian-Muslimrelationsinthemedievalpast,thiscoursewillhelpfurtherunderstandingofmoderntensionswithintheIslamicworldandbetweenitandthenon-Muslimworld.授業の到達目標Bytheendofthecourse,studentsareexpectedto:-HaveknowledgeofthemaineventsinMiddleEasternhistoryintheperiod600-1500-Understandthemaintypesofprimaryevidence,howtousethem,andwhattheirproblemsare-Understandandbeabletoengagewithmodernscholarshiponthesubject-ShowawarenessofhowtheeventsofthisperiodcontinuetohaveasignificantimpactonthecontemporaryMuslimworld.成績評価方法試験0%レポート80%A4,000-wordessaybasedononeofthequestionsthatwillbesuppliedatthebeginningofthecourse.Theessaywillbeduebytheendoftheweekofclass12.平常点20%Thisisforparticipationintheclassdiscussionsthroughactiveandintelligentcontributions.Itisalsobasedonevidencethatthereadingforeachclasshasbeendoneandunderstood.その他0%科目名イラン・トルコ研究シーア派(12イマーム・シーア派)の歴史と現在:イラン地域を中心に担当者名博士(史学)慶大杉山隆一中東・イスラーム研究コース2単位春学期月曜日5時限1年以上―――授業概要現在信徒数が約15億と推定されるイスラームには、周知のとおり多数の分派が存在する。そのひとつで最大の分派であるシーア派(12イマーム・シーア派)は、信徒数は1億5千万人ほどと少数であるものの、西アジアの大国イランの国教となっていることもあり、中東およびイスラーム教徒が多数派を占める諸地域において大きな影響力を誇っている。この授業では、シーア派の誕生からその独自の宗教思想・共同体の発展、イラン地域での同派の前近代における拡大過程や近代化におけるその役割、加えて同国をはじめに西アジア一帯および国際政治にシーア派が与えている影響などを取り上げ、考察する。授業の到達目標シーア派(12イマーム・シーア派)に関する知識の習得を通して、イスラームの多様性の一端について理解を深めることを目標としたい。その上で、シーア派がイランの歴史・現在に与えてきた影響、さらには同派を視点の中心に据えて中東、西アジアの歴史と現在および国際関係の変化を見ることで、宗派という側面から地域とその政治がどう動いてきたのかに関しても考えてゆきたい。成績評価方法試験80%原則、全15回の授業終了後に論述試験を実施する予定である。レポート0%平常点20%出席状況の把握を兼ねて授業終了後にリアクションペーパーを記入・提出してもらう。授業に対する感想、疑問、質問などを書いてもらうが、その内容が良いものに関してはテストに加点する形で評価する。その他0%備考・関連URL受講者数が少ない場合には、授業の進め方・成績評価法につき変更することがある。科目名南・東南アジアやアフリカのムスリム社会東南アジアにおけるイスラームの展開担当者名Ph.D.(SoutheastAsianHistory)AustralianNationalUniversity弘末雅士中東・イスラーム研究コース2単位秋学期金曜日2時限1年以上―――授業概要東南アジアにおけるイスラームの展開を、1)近世期における東西交易の活性化と港市国家の隆盛、2)植民地支配とムスリム、3)民族主義運動とイスラーム、4)グローバリセーション下の国民統合とイスラーム、の4つの観点から考察する。この地域が、多様な周辺世界との交流をとおして、独自のムスリム社会を形成してきたことに着目し、広域秩序と個別的な社会秩序の関係について検討する。授業の到達目標広域秩序原理としてのイスラームと個別的な社会を形成する秩序原理が、緊密に連関していることを理解する。両者を仲介する存在の重要性を考える。中東・イスラーム研究コース―324―
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