【文学研究科】2019年度シラバス
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科目名表象・メディア論演習7-2イメージ文化史担当者名博士(学術)東大橋本一径表象・メディア論コース2単位秋学期木曜日6時限1年以上―――授業概要・映画の中の会議ビジネス書のコーナーを一瞥してみれば、必ず目につくのが、会議の害悪を説く啓発書である。会議とは、卓越したビジネスパーソンにとっての仮想敵の代表であり、無駄な会議を廃止することは、模範的な経営者となるための前提である。だが、字義からすれば単に人が会って議論することが、どうしてここまで目の敵にされるようになってしまったのか。思想史を遡れば、プラトンの饗宴を挙げるまでもなく、対話こそが人間の知を培ってきたのは明らかだが、そういったシュンポシオンと会議は、どこで異なるものとなってしまったのだろうか。本演習は、主として映画の中に描かれた会議を取り上げながら、人類にとっての害悪の象徴と化した会議に、知的創造力を再び見出そうとする試みである。授業の到達目標会議とは何かを理解し、それが人類の思想や映像作品に果たしている意義を考察し、すぐれた会議をみずから実践できるようになる。成績評価方法試験0%レポート0%平常点100%最低1回の研究発表および、文献講読や議論における貢献度を総合的に評価する。その他0%科目名表象・メディア論演習8-1多様性文化研究担当者名宮沢章夫表象・メディア論コース2単位春学期木曜日5時限1年以上―――授業概要文化の多様性、世界の多様性に着目し、様々な芸術・文化(演劇/映画/文学/ポップカルチャーなど)を考察、学生それぞれが目標とする研究テーマに即して指導する。授業の到達目標充実した修士論文の完成を到達目標とする。成績評価方法試験0%実施しない。レポート0%実施しない。平常点100%研究発表、出席、発言の量と質、貢献度等を総合的に判断する。その他0%実施しない。科目名表象・メディア論演習8-2多様性文化研究担当者名宮沢章夫表象・メディア論コース2単位秋学期木曜日5時限1年以上―――授業概要文化の多様性、世界の多様性に着目し、様々な芸術・文化(演劇/映画/文学/ポップカルチャーなど)を考察し、学生それぞれが目標とする研究テーマに即して指導する。授業の到達目標充実した修士論文の完成を到達目標とする。成績評価方法試験0%実施しない。レポート0%実施しない。平常点100%研究発表、出席、発言の量と質、貢献度等を総合的に判断する。その他0%実施しない。科目名表象・メディア論演習9-1創造性を増幅するメディア技術の実装担当者名博士(学際情報学)東大チェンドミニク表象・メディア論コース2単位春学期火曜日4時限1年以上―――授業概要メディア技術を使う人(ユーザー)の創造性を増幅するという課題に実践的に取り組むことで、人工知能全盛時代におけるメディアの在り方に対する思考を深めます。2019年度には、2018年度に大学院生と開発した、リレー文章形式で書評を投稿するウェブサービスextext(エクステクスト)の継続開発と運営を行う予定ですが、extext以外にも良いアイデアが生まれれば、新規プロジェクト(ウェブサービス以外の、電子工作や展示の企画なども可能)の開発を行う可能性もあります。また、自分たちで作ったシステムの設計、思想、評価、展望を共著論文として執筆・発表することも目指します。以下のようなモチベーションを持ち、積極的な参加ができる人であれば、プログラミングやデザインの経験がなくても歓迎します。・プログラミング言語を習得し、実際に稼働するサービス上で活用したい・UX(ユーザーエクスペリエンス)デザインを行いたい表象・メディア論コース―299―

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