【文学研究科】2019年度シラバス
223/386

科目名東洋史学特論5宋元時代史研究の課題(1)担当者名博士(文学)早大飯山知保東洋史学コース2単位春学期木曜日3時限1年以上―――授業概要前期は、主に日本の中国史研究の課題を、代表的な論著を中心に取り上げ、現在の学界動向と比較しながら考察する。授業の到達目標戦後東洋史学の研究潮流の変化を段階的に把握することで、受講者が専攻領域のみならず東洋史学全体のなかで、自分の研究課題がどのように位置づけられるかを検討する。成績評価方法試験0%なしレポート0%なし平常点100%数回ある担当時のレポートが評価の対象その他0%なし備考・関連URL適宜提示する。科目名東洋史学特論6宋元時代史研究の課題(2)担当者名博士(文学)早大飯山知保東洋史学コース2単位秋学期木曜日3時限1年以上―――授業概要前期に検討した日本の中国史研究の課題を基礎として、その間の海外の動向を考察し、再度受講生各自の研究課題を学界潮流のなかに位置づける。授業の到達目標海外での研究潮流の理解。成績評価方法試験0%なしレポート0%なし平常点100%担当時の報告書を評価の対象とする。その他0%なし備考・関連URLとくになし。科目名東洋史学特論1117-19世紀の清朝とロシア:媒介言語・翻訳者・相互認識担当者名柳澤明東洋史学コース2単位春学期火曜日4時限1年以上―――授業概要清朝とロシアは、17世紀の最初の接触以来、曲折に富む外交を通じて独特な関係の枠組みを作り上げていったが、その実相を明らかにすることは、清帝国の多元構造を照射する上でも重要な意味をもつ。本講では、17世紀から19世紀中葉までの両国関係を、外交における媒介言語、翻訳者、翻訳をめぐるコミュニケーション・ギャップ、およびそれらと連関する相互認識の変遷に焦点を当てて検討する。このテーマは、2017年度に一度取り上げたが、あらたな知見を加えるとともに、特に翻訳に従事した人に注意を向けて再論してみたい。本科目は、カリキュラムポリシーにいう特論に該当する。授業の到達目標講義内容のみならず、教員と受講者との意見交換・討論を通じて、清帝国の全体構造の中での対ロシア関係の位置づけに対する認識を深めることを目標とする。成績評価方法試験0%実施しない。レポート50%期末に課す。授業内容の理解度を主に評価する。平常点50%授業への参加度による。その他0%特になし。科目名東洋史学特論12八旗制の再検討担当者名柳澤明東洋史学コース2単位秋学期火曜日4時限1年以上―――授業概要八旗制は、清帝国の特質を理解するための鍵の一つでありながら、史料上の制約もあって、その全体像の解明は必ずしも進んでいなかった。しかし近年、満洲文史料の活用等を通じて、あらたな角度から八旗制に切り込む研究が現れつつある。そうした研究動向をも踏まえつつ、八旗制の形成・変遷過程を検討する。今年度は、特に東北地区における八旗制の展開と、民族のまとまり・アイデンティティ変容の関係に重点を置いて論じてみたい。本科目は、カリキュラムポリシーにいう特論に該当する。授業の到達目標講義内容のみならず、教員と受講者との意見交換・討論を通じて、八旗制に対する理解を深めることを目標とする。東洋史学コース―244―

元のページ  ../index.html#223

このブックを見る