【文学研究科】2019年度シラバス
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計画である。授業の到達目標・仏教美術研究に必要な漢文史料の読解力を養うために、専門的な用語に慣れ、訓読、現代語訳ができるようになること。・史料を素材とした時にどのような論点の設定が可能であるかについて、問題意識を深めること。・国内外における研究動向と問題の所在を理解すること。成績評価方法授業への積極的な参加姿勢、釈読および注の執筆の状況によって評価する。備考・関連URLなし関連URL:なし科目名美術史学演習2-2集神州三宝感通録巻下聖寺篇の釈読担当者名博士(文学)早大肥田路美美術史学コース2単位秋学期木曜日6時限1年以上―――授業概要7世紀の仏教史家、道宣の晩年の著作集神州三宝感通録は、中国への仏教初伝から初唐に至る約600年間に仏舎利、仏像、仏寺、聖僧、仏経などに現れた感通譚(霊験説話)を集録したもので、中国に限らず広く仏教美術の作品やそれに関わるさまざまな事象について考える上での、貴重な示唆と情報の宝庫である。この演習では、巻下の聖寺篇を釈読し、特に仏教美術に関わる問題を細かく拾い上げて、できる限りの解釈の可能性を追究したい。春学期に引き続いてテキストの訓読、現代語訳をおこない、確定した付注箇所について注の執筆を進め、その読み合わせと検討をおこなう。授業の到達目標・仏教美術研究に必要な漢文史料の読解力を養うために、専門的な用語に慣れ、訓読、現代語訳ができるようになること。・史料を素材とした時にどのような論点の設定が可能であるかについて、問題意識を深めること。・国内外における研究動向と問題の所在を理解すること。成績評価方法授業への積極的な参加姿勢、釈読および注の執筆の状況によって評価する。備考・関連URLなし関連URL:なし科目名美術史学演習3-1東洋・日本彫刻史研究−平安時代を中心として−担当者名川瀬由照美術史学コース2単位春学期火曜日5時限1年以上―――授業概要日本彫刻史のなかでも平安時代前期及び中期は作品と史実の堅実な学習が不可欠である。恣意的な作風理解ではなく、学術的根拠にもとづく平安時代彫刻史の理解と研究を演習を通して学ぶ。本年度はおもに観心寺や東寺、神護寺、安祥寺に関する史料の読解と作品研究を行い、日本彫刻史の基礎的な研究姿勢および最新の研究成果を習得する。本年度は観心寺勘録縁起資財帳の講読から行う。また受講生の研究課題に関する発表や調査・整理・検討をおこなってもらう。授業の到達目標着実な基礎研究にもとづく基礎知識の習得をおこない、実証的な論文の完成への道程とする。発表や作文を行い専門的な研究方法や発表の仕方を着実に身につける。成績評価方法授業参加や取り組み、発表内容等を総合的に評価する。備考・関連URL各回はそれぞれ関連するので安直な欠席はしないこと。科目名美術史学演習3-2東洋・日本彫刻史研究−平安時代を中心として−担当者名川瀬由照美術史学コース2単位秋学期火曜日5時限1年以上―――授業概要日本彫刻史のなかでも平安時代前期及び中期は作品と史実の堅実な学習が不可欠である。恣意的な作風理解ではなく、学術的根拠にもとづく平安時代彫刻史の理解と研究を演習を通して学ぶ。本年度はおもに観心寺や東寺、神護寺、安祥寺に関する史料の読解と作品研究を行い、日本彫刻史の基礎的な研究姿勢および最新の研究成果を習得する。本年度は観心寺勘録縁起資財帳の講読から行う。また受講生の研究課題に関する発表や調査・整理・検討をおこなってもらう。授業の到達目標着実な基礎研究にもとづく基礎知識の習得をおこない、実証的な論文の完成への道程とする。発表や作文を行い専門的な研究方法や発表の仕方を着実に身につける。成績評価方法授業参加や取り組み、発表内容等を総合的に評価する。備考・関連URL各回はそれぞれ関連するので安直な欠席はしないこと。美術史学コース―212―

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