【文学研究科】2019年度シラバス
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成績評価方法試験0%レポート60%Abschlussarbeit平常点20%Mitarbeit,Hausarbeitenその他20%Referat科目名ドイツ文学講義3WienerModerne担当者名Ph.D.(ウィーン大)シュレンドルフレオポルト独語独文コース2単位春学期木曜日2時限1年以上―――授業概要IndiesemKurswirdeineAuswahldergrundlegendenTextederWienerModernegelesenundanalysiert.EinSchwerpunktliegtaufderFragenachderRolledesKünstlersinderZeit.EswerdensowohlEssaysalsauchErzähl-undBühnentexteberücksichtigtAbschließendwerdenAuszügeauszweiWerkenbehandelt,diesichimRückblickmitjenerEpochebeschäftigen(JosephRoth:Radetzkymarsch,StefanZweig:DieWeltvonGestern).授業の到達目標DieStudierendensolleneinenÜberblicküberdieliterarischenundkulturgeschichtlichenDebattenderZeiterhalten.An(mindestens)einemTextsollendieKursteilnehmerInneneineeigenständigeAnalysevornehmen,dieimLaufedesSemestersentwickeltundamEndepräsentiertwird.成績評価方法Seminararbeit(60Prozent),Referat(20Prozent),HausarbeitenundDiskussionsteilnahme(20Prozent)科目名ドイツ文学講義4戦後ドイツにおける戦争責任・戦後責任の言説を検証する。担当者名初見基独語独文コース2単位秋学期月曜日4時限1年以上―――授業概要現代ドイツにおいて過去の反省は公的に規範化された姿勢となっている。戦後ドイツの諸言説を追うことを通じて,これがいかにして成立したかを検討し,また現今におけるその問題点を考察する,その一環として,本講義は文学講義であるため文学テクストを中心としたかたちでの検証を行う。授業の到達目標戦争責任・戦後責任という課題に関して,受講者自身の一定の考えをまとめられる状態になる。成績評価方法試験0%実施しないレポート50%明確な主題。説得的な展開。的確な論拠。適切な言語使用。平常点50%下準備を丁寧にしてきて参加する。問題意識をもって参加する。疑問点や議論とするべき点を提示し,開かれた議論をする準備がある。その他0%とくになし科目名ドイツ文学講義5文化学の基礎理論:ハンス・ブルーメンベルクの思想再検討担当者名哲学博士(ボン大)前田良三独語独文コース2単位秋学期木曜日2時限1年以上―――授業概要戦後ドイツ思想界に特異な位置を占めるハンス・ブルーメンベルクの作品世界の可読性(DieLesbarkeitderWelt)(1981)から、数章を読み、その思想のエッセンスに迫る。授業の到達目標ドイツ文学・文化研究をはじめ、哲学・思想研究の現代的水準に対応する問題意識と方法的視点を学び、自立した研究の基礎となるテクスト読解力の訓練を行う。成績評価方法平常点評価(授業への参加、担当部分の読解の達成度を総合的に評価)科目名ドイツ思想講義1モーツァルト《後宮からの逃走》と啓蒙の諸問題担当者名山崎太郎独語独文コース2単位春学期月曜日5時限1年以上―――授業概要今年はモーツァルトのジングシュピール後宮からの逃走(1782年初演、ゴットリープ・シュテファニー台本)を扱います。若者がトルコの宮廷から恋人を救出するというコンピューター・ゲームばりのストーリーと若きモーツァルトの躍動感あふれる音楽によって人気を集めるこの作品は同時に、キリスト教からイスラム教への転向者にして、唯一歌わない(歌えない)人物セリムを中心に配した複雑な大人のオペラでもあり、また西欧キリスト教世界とイスラム社会の相克というきわめて今日的な問題を扱い、寛容の精神を唱えた点でも注目されます。授業ではジングシュピール(歌芝居)鑑賞の基礎となる音楽(史)的知識を補いながら、(この時代のドイツ語によって書かれた戯曲としては比較的読解の容易な)台本を読み進めます。同時に18世紀の新聞記事をサブテクストとして使いながら、作品の背景となる当時のヨーロッパ・イスラムの関係についての知識を深め、①18世紀ウィーンの生活と社会、②啓蒙主義とモーツァルトのオペラの関わり、③ヨーロッパにおけるトルコ文化受容とエキゾチズム(オリエンタリズム)といった複数の切り口から、作品の魅力と深みを浮き彫りにします。さらには、数種類の演出を映像で比較鑑賞することによって、現代社会の問題がどのように舞台に投影されているかを考えながら、作品という素材(テクスドイツ語ドイツ文学コース―156―

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