【文学研究科】2019年度シラバス
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科目名フランス文学演習1-2中世南仏の物語,フラメンカ講読担当者名文学博士(パリ第4大)瀬戸直彦仏語仏文コース2単位秋学期月曜日4時限1年以上―――授業概要春期に引き続き、中世南仏の物語フラメンカを講読する。出席者の顔ぶれによっては,隔週で別のテクストを講読する場合もある。授業の到達目標1)前期・後期を通じて、中世オック語ならびに中世北フランス語(オイル語)の文法の大略をつかむ。2)中世の写本の読み方に慣れる。3)ラテン語からフランス語にどのようにして変化したのか、いわゆる歴史音声学の基礎を学ぶ。4)フランス語の専門辞書・語源辞書の引き方を練習する。成績評価方法主として平常点評価。科目名フランス文学演習3-119世紀・20世紀フランス小説研究・思想研究担当者名芳川泰久仏語仏文コース2単位春学期木曜日4時限1年以上―――授業概要基本的に、受講学生の専門にする対象に関連した論文を読み、研究者を目指すのに必要なフランス語能力を培うことにつとめる。指導する学生と相談した上で確定するが、現在のところ、バダンテールのテクストと、プルーストについての論文を読むことを考えている。フランス文学を学ぶには、フランス語への習熟が必須で、専門知識の習得と同時に語学力を磨く。また、受講生の研究テーマについて、随時、発表してもらい、コメントを付し、修士論文の完成へと導きたい。授業の到達目標最終的には、修士論文の基礎となる部分の完成を目指すが、フランス語能力については、テクストをしっかり読んでいくことで、中級を終え、上級にさしかかる程度に達するのではないかと考えている。成績評価方法試験0%レポート0%平常点100%授業中の対応や出席や発表により総合評価するその他0%科目名フランス文学演習3-219世紀・20世紀フランス小説研究・思想研究担当者名芳川泰久仏語仏文コース2単位秋学期木曜日4時限1年以上―――授業概要基本的に、春学期の方向を引き続きおこなう。受講学生の専門にする対象に関連した論文を読み、研究者を目指すのに必要なフランス語能力を培うことにつとめる。また、受講生の研究テーマについて、発表してもらい(春学期よりも多くの回数を考えている)、コメントを付し、修士論文の完成へと導きたい。授業の到達目標最終的には、修士一年生にとっては修士論文の前半部分の完成を目指し、二年生以降の受講生にとっては修論の完成に協力できればと思う。フランス語能力については、テクストをしっかり読んでいくことで、中級を終え、上級にさしかかる程度に達するのではないかと考えている。成績評価方法試験0%レポート0%平常点100%授業中の対応と出席と発表により、総合判断する。その他0%科目名フランス文学演習4-1フランス象徴主義の詩的言語(1)担当者名川瀬武夫仏語仏文コース2単位春学期金曜日3時限1年以上―――授業概要19世紀末の詩人ステファヌ・マラルメの詩作品を味読することによって、フランス象徴主義の詩的言語の特性を考察する。数年前からドマン版マラルメ詩集を巻頭より順に読み継いでいる。マラルメの作品は難解をもって知られるが、フランス詩にあまり馴染みのない学生諸君にも配慮して、必要に応じフランス語定型詩の韻律法なども復習しながら、フランス近代詩の奥の院に鎮座するこの詩人への漸進的アクセスを図るつもりである。授業の到達目標マラルメに代表されるフランス象徴主義の詩的言語の特性を理解することを目標とする。成績評価方法試験0%―レポート0%―平常点100%受講者にはテクスト輪読への積極的な参加が求められる。その他0%―フランス語フランス文学コース―147―

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