【文学研究科】2019年度シラバス
122/386

ジョナサン・カラー文学理論荒木映子・富山太佳夫訳、岩波書店、2003年。などを参考書として使用すること。授業の到達目標英語で理論的な著作を読み理解できるようになる。成績評価方法レポート70%平常点30%科目名英米文学特殊研究6英米の文学理論2担当者名都甲幸治英文学コース2単位秋学期火曜日2時限1年以上―――授業概要秋期ではDavidLodgeandNigelWood,ed.ModernCriticismandTheory.Routledge,2013.から具体的に論文を読んでいく。1960年代から現在までのものが中心となる。週に10ページ程度と進度は遅いので、理論にあまり知識がない者でもついていけるだろう。なお、ピーター・バリー文学理論講義:新しいスタンダード高橋和久監訳、ミネルヴァ書房、2014年。ジョナサン・カラー文学理論荒木映子・富山太佳夫訳、岩波書店、2003年。などを参考書として使用すること。授業の到達目標英語で理論的な著作を読み理解できるようになる。成績評価方法レポート70%平常点30%科目名英米文学特殊研究7音楽の聞こえるアメリカ小説担当者名柴田元幸英文学コース2単位秋学期水曜日4時限1年以上―――授業概要音楽の聞こえるアメリカ小説を読む。といっても文学に表われたる音楽について系統的に考えようという意図はそれほどなく、とにかくよい小説、重要な小説を読んでもらうことが主眼である。授業の到達目標アメリカ英語で書かれた30〜100ページ程度の作品を数時間で読んで、自分の意見がそれなりに言えるようになること成績評価方法授業参加度70%、レポート30%科目名英米文学特殊研究8英語圏世界文学の名作を精読・翻訳する担当者名博士(学術)東大中村和恵英文学コース2単位秋学期金曜日4時限1年以上―――授業概要文学はなにをしようとするものなのか。環境、経済、人口、テクノロジー、人間活動のあらゆる面で世界の維持保全に不安が高まっている現在、文学になにができるのか。文学は個人を救えるのか。大きな問いに答えるちいさな作業を、この授業で試みる。ポストコロニアリズムが英文科の必須学習概念となる一世紀前頃から、植民地主義への批判と、英文学およびその背後にある英国の価値世界への同化や憧憬を、同時に抱えた植民地・旧植民地の作家たちは、英語で著作活動をつづけてきた。この講義では南アジア、オーストラリア、北米、カリブなどの作家たちの作品をとりあげ(参加人数により作品数は加減する)、セオリーが後追いしたかれらの作品のなにがどうおもしろいのか、論点となるのはどういうことなのかを具体的に論じていく。世界文学の概念が大きく変化した二〇世紀半ばから二一世紀までの、英語圏世界各地の作家たちの優れた作品(短編小説、随筆や小説の抜粋、詩)を複数、精読し、解釈し、一部作品の翻訳を試みる。参加者の訳文の詳細を検討し、研究論文や関連性の高いセオリストを紹介、作品の背景を解説。参加者がそれぞれの研究主題を絞りこみ、実際に論文を書くためにかならず必要になる英語文学の読解と分析を、ポストコロニアル文学を題材として実践的に授業の到達目標英語圏文学のひろがりを実感し、背景となった各地の歴史文化に即して分析、土地ごとの文学概念や問題意識への認識を育てる。さらに一部作品の抜粋翻訳を試みて、研究主題の選択や論文執筆のベースとなる深い作品解釈を実践的に学ぶ。成績評価方法試験0%レポート40%求められている形式と内容(正確な引用、英文理解力、テキストに基づいた解釈)、根拠のある解釈が自分のことばで展開できていることを評価します。平常点60%授業中の質疑応答、訳読、翻訳実践担当発表の内容と頻度その他0%備考・関連URL翻訳実践担当のときはA4一枚程度に担当箇所の本文と訳文、気になった単語やフレーズ等をまとめて人数分コピーし配布してください。英文学コース―132―

元のページ  ../index.html#122

このブックを見る