日本語教育研究科
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舘岡 洋子教授 TATEOKA, Yoko学習者は自らを取り巻く環境との相互作用をとおして日本語を学んでいるという視点に立ち、学習者の学びを支援するためには、その環境をどのようにデザインしたらよいかについて考えます。学びのプロセスを個人と社会、あるいは場における関係性の観点から検討します。ことばを学ぶとはどういうことかを理論的かつ実践的に考察します。研究課題「学習環境デザイン」「協働的学習」「実践研究」■1 早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程。博士(学術、 早稲田大学)。 ■2 アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター専任 講師、東海大学留学生教育センター助教授・教授を経て、2007年より現職。 ■3 『ひとりで読むことからピア・リーディングへ-日本語学習者の読解過程と対話的協働学習』東海大学出版会、『ピア・ラーニング入門-創造的な学びのデザインのために』(共著)ひつじ書房、『プロセスで学ぶレポート・ライティング』(共著)朝倉書房、『読解教材を作る』(共著)スリーエーネットワーク、『協働で学ぶクリティカル・リーディング』ひつじ書房、『日本語教育のための質的研究入門』(編著)ココ出版など。 戸田 貴子教授 TODA, Takakoコミュニケーションにおける日本語の音声特徴とその教育について、理論と実践の両側面から考察し、これまで母語干渉に主眼が置かれていた音声習得の実態を学習者要因・社会的要因等も視野に入れて捉え直します。また、近年の情報通信技術の革新をふまえ、ICT(Information and Communication Technology)を活用した教育を実践し、大規模公開オンライン講座(MOOC)のJapanese Pronunciation for Communicationの開発・運用をとおして、日本語学習者の学びを支援し、今後のオンライン教育のあり方を検討していきます。研究課題「音声習得研究」「発音指導」「音声コミュニケーション」「ICT活用教育」■1 オーストラリア国立大学大学院人文科学研究科博士課程。Ph.D(言語学、オーストラリア国立大学)。 ■2 オーストラリア国立大学Lecturer、筑波大学専任講師を経て、2006年より現職。 ■3 『コミュニケーションのための日本語発音レッスン』スリーエーネットワーク、『シャドーイングで日本語発音レッスン』(編著)スリーエーネットワーク、『日本語教育と音声』(編著)くろしお出版、『일본어 발음 레슨』Seoul: Nexus Press、『让你沟通自如的日语发音课本』世界图书出版公司、Second Language Speech Perception and Production: Acquisition of Phonological Contrasts in Japanese. MD:University Press of America、 Quantitative Approaches to Problems in Linguistics. LINCOM Studies in Phonetics(共著)。Japanese Pronunciation for Communication.(https://www.edx.org/)など。福島 青史教授 FUKUSHIMA, Seiji言語教育を言語政策の一環として位置づけ、人、ことば、社会 が形成する利害関係から、個人と社会の言語計画について 考えます。日本国内においては、外国人が参入する社会(家族、学校、職場等)の言語環境の計画が急務ですし、 「海外の日本語教育」と分類される領域も人の往還が常態化する現在では、海の向こうの問題ではありません。複数の 言語・文化を横断する個人の社会参加と自己形成を支援する政策提言や教育方法の開発等が課題となります。研究課題「言語政策」「市民性教育」「海外の日本語教育」■1 早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程。博士(日本 語教育学、早稲田大学)。 ■2 JICA海外開発青年、国際交流基金 日本語上級専門家を経て、2018年より現職。 ■3 『複言語・複文化時代の日本語教育』(共著)凡人社、『異文化間教育とは何か』(共著)くろしお出版、『「グローバル人材」再考-言語と教育から日本の国際化を考える-』(共著)くろしお出版、『複言語・複文化主義とは何か - ヨーロッパの理念・状況から日本における受容・文脈化へ』(共著)くろしお出版、「イングランドのカリキュラム改革と日本語教育-初等教育への外国語教育必修化を中心として-」『国際交流基金日本語教育紀要』11(共著)など。宮崎 里司教授 MIYAZAKI, Satoshi現在の研究課題は、接触場面で起きる参加者のインターアクション問題を分析するとともに、従来の第二言語習得研究では把握しきれない言語習得の問題を、「サスティナビリティ(持続性)」をキーワードに、社会的文脈の中で捉える実践課題を探求しています。あわせて、言語教育政策や移民政策などの観点から、日本語教育の支援が行き届かない技能実習生、夜間中学在籍者、外国人医療福祉従事者、外国人受刑者などへのアウトリーチ型日本語教育への関心を高め、実証研究するためのデザインや方法論なども考察しています。研究課題「持続可能な言語教育政策」「外国人労働者」「第二言語習得」■1 モナシュ大学(オーストラリア)博士課程。Ph.D(応用言語学、 モナシュ大学)。 ■2 モナシュ大学講師を経て、2004年より現職。 天津外国語大学・東京大学客員教授、日越大学日本語教育プログラム総括を兼務。 ■3 『外国人力士はなぜ日本語がうまいのか』(明治 書院)、『ことば漬けのススメ』(第二回国際理解促進優良図書優秀賞受賞)明治書院、『外国人介護・看護人材とサスティナビリティ:持続可能な移民社会と言語政策』(編著)くろしお出版、『外国人介護職への日本語教育〜ワセダバンドスケール(介護版)を使った教え方』(編著)日経メディカル出版、『持続可能な大学の留学生政策―アジア各地と連携した日本語教育に向けて』(共編著)明石書店など。李 在鎬教授 LEE, Jae-Ho様々なデータを統計的な方法で分析することをとおして、日本語教育学に貢献する研究をしています。具体的には、1)コーパスのような大規模なデータベースを使い、語や表現の使い方の傾向性を明らかにする研究、2)テストの得点を分析することで、日本語学習者の言語能力をはかる研究、3)インターネット上のシステムを使って文章や語の特徴を明らかにする研究などです。これらの研究や調査をとおして、日本語学習者のための教材開発、言語テスト作成、教授法の開発につなげていきます。研究課題「言語テスト」「コーパスを利用した日本語教育研究」「ICTによる教育支援」「データ準拠の応用言語学」■1 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程。博士(人間環境学、京都大学)。 ■2 (独)情報通信研究機構研究員、(独)国際交流基金研究員、筑波大学人文社会系准教授を経て、2016年より現職。 ■3 『ICT×日本語教育:情報通信技術を利用した日本語教育の理論と実践』(編著)ひつじ書房、『文章を科学する』(編著)ひつじ書房、『日本語教育のための言語テストガイドブック』(編著)くろしお出版、『日本語教育のためのコーパス調査入門』(共著)くろしお出版、『言語研究のためのプログラミング入門』(共著)開拓社、『コーパス分析に基づく認知言語学的構文研究』ひつじ書房27■1 最終学歴・学位 ■2 職歴 ■3 主な著書・論文

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