日本語教育研究科
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以下は、これまでに当研究科に提出され、博士学位を授与されたすべての博士論文題目です。日本語教育学の広がり、および、当研究科で研究できるテーマの多様性が見てとれます。なお、2002年度以降の著者の許諾を得た論文および2013年度以降の全ての論文は、早稲田大学リポジトリ(Webサイト)で公開されています。早稲田大学リポジトリ:https://waseda.repo.nii.ac.jp/2006年~2010年 学位取得● 行動を促す会話における待遇表現行為の研究 -相互行為的会話教育の基礎理論-● 日本語教育における中上級漢字語彙教育の研究● 「待遇コミュニケーション」における「敬語表現化」の考察 -待遇表現教育の観点から-● 戦後日本語教育学とナショナリズム「思考様式言説」に見る包摂と差異化の論理● 「意思・希望」表現における丁寧さと「私的領域」との関係● 婉曲表現の研究 -日本語教育における「ようだ・みたいだ」「かもしれない」「だろう」を中心に● 日本語オノマトペとその教育● 遠隔チュートリアル接触場面に関する実証的研究● 会話教育における「自己表現」学習に関する考察 -「ロールプレイ」を用いた学習を中心に-● 談話におけるバの機能に関する一考察 -表現教育のための機能の「文脈具体化」という観点から-● Eメールによる「依頼」に対する「断り」の研究 -待遇コミュニケーション教育への応用に向けて-● 機能文型に基づく相談の談話の構造分析● 教室文化論序説 -学習者と作る対話の教室と教師の役割-● 日本語教育における接触場面の規範研究 -管理プロセスと規範の動態性に関する考察-● 因果関係を表す接続表現の日中対照研究● 「待遇コミュニケーション」における「依頼」に対する「断り」の研究 -日台の言語行動の比較を中心に-● 依頼場面における「謝罪」と「感謝」 -「待遇コミュニケーション」の観点から-● 「運用力につながる文法記述」試論 -モダリティ表現「ハズダ」の分析を通して-● 東京語の動詞・複合動詞アクセントの習得 -北京・上海方言話者を対象として-● 日本語教師の意味世界と実践の関係性に関する研究 -オーストラリア初等中等教育機関の教師が語るライフストーリー分析をもとに-● 移動する子どもたちの成長・発達を支えることばの教育の構築に向けて -子どもの主体性が育む学びの可能性-● 人文系大学院留学生の文章課題遂行過程における調整行動● 初級日本語学習者のための待遇コミュニケーション教育 -スピーチスタイルに関する「気づき」を中心に-● ボランティアによる地域日本語活動の改善と発展に向けた研究 -素材集を媒介とした試みからの考察-● 韓国人日本語学習者の日本語リズム習得研究● 接触場面のフォリナー・トークに関する実証的研究 -国内現職非母国語話者日本語教師の言語調整行動-● 中国朝鮮族の日本語教育の研究● 留学生活における言葉の学びと日本語教育 -韓国人留学生のライフストーリーから-● インターアクション能力育成を目指した会話教育 -教師と学習者による研究と実践の連携の必要性- 2011年~2015年 学位取得● 「対話的アセスメント」の意義と課題 -日本語教育における「実践研究」からの問い-● 韓国人日本語学習者の要約作文における文章構造の理解と表現 -日本語母語話者との比較-● 漢字学習の「気づき」に関する考察 -日本の韓国学校の高校生を対象にした誤表記研究から-● 講義理解過程におけるアカデミック・インターアクションに関する実証的研究● 国際的人材としての日本語教師養成に向けて -母語話者JFL教師に望まれる資質の分析から-● 日本語教育のための「形」「意味」「使用環境」を連動させた選好傾向の記述 -初級の類義表現を事例として-● 「初級文型の硬直化」を克服する口頭表現教育に関する考察 -評価的複合形式を持つ初級文型を中心に-● 韓国の日本語教科書に関する研究 -高等学校の教科書にみる日本観を中心に-● 授業実践における日本語学習者のコミュニケーション観に関する研究 -「ありたい自分」の実現を支援する教育を目指して-● 日本語教師の成長の再概念化 ―日本語教師のライフストーリー研究から―● 言語教育としての「自分の日本語」その意義と可能性 ―「日本語人生」という物語の意味―● 社会参加のための言語教育 -多元的社会における言語政策とアイデンティティ管理のために-● 戦後の国家と日本語教育 ―国会会議録の分析を中心に―● 中国の大学日本語専攻教育における学習環境の構成と「学び」の実態 -新たな「ことばの力」の育成を目指して-● 日本語教育における間接的言語行為に関する研究 -中国人日本語学習者を対象として-● 表現につないでいく力を支援するための「文法教育」の提案 -韓国高等教育機関の日本語文法教育の実態調査から-● 書くという相互行為を支える日本語教育 -省察的対話がもたらす第二言語の獲得-● 日本語教育における≪「言語」≫と≪「国籍」/「血統」≫の関係性 -「在日コリアン」として生まれ育った在韓日本語教師のライフストーリーから-● 中国の大学専攻日本語教育は何を目指して来たか -日本語教科書と国語教科書との近似性・包摂に焦点を当てて-● タイ人日本語学習者の独話における助詞「ネ」の機能の研究● 日本語学習者における音韻習得に関する研究 ―中国語方言話者のナ行音・ラ行音聴取を事例として―● 短期留学生のソーシャル・ネットワーク形成と日本語教育 ―寮という実践コミュニティの参加分析―● 中国の日本語教育と大学日本語専攻生の対日認識の形成に関する研究 ―日本語教育における「個人」の意義―● 接続表現とノダの統括機能に基づく文章・談話の展開的構造 -大学学部留学生のための講義の理解と新書の読解-● 「注釈挿入」や「言い直し」はどのように実現されるか ―コミュニケーションの「全体」から「部分」をみる―● 日本語教師性を構築する制度と日本語教育 ―教師主体の日本語教育の構想に向けて―● 日本語教育における連語による学習の研究 ―単語単位の語彙学習からの転換を目指して―● 日本語教室における意味世界の協働構築とコミュニティの創造 ―日本語学習者の相互行為と認識の変容を通して―● 中国の大学日本語専攻教育における卒業論文支援に関する実践研究 ―支援活動を通した学習者の学びのプロセスをもとに―● 日本語学習者における文法知識の習得 ―ガ格をマークする「は」と「が」を事例に―● 日系ペルー人児童の複言語能力とアイデンティティに関する一考察 ―日本語教育とバイリンガル継承語教育の観点の融合を目指して- 2016年~現在 学位取得● 教科書からみた敬語教育の改善に関する研究 ―中国の大学における日本語専攻教育の調査から―● 日本語教育実践はどのように改善されるか ―韓国での「ピア・サポート」の試みから―● 評価プロセスの多様性の共有による待遇コミュニケーション教育に関する考察● 「まなざし」の観点から再考する子どもへの日本語教育実践 ―実践者の「まなざし」の形成過程に着目して―● 留学生エンロールメント・マネジメントと日本語教育 ―小規模大学の取組みを通して―● 日本語教育のための情報収集の談話の展開方法 ―韓国人日本語学習者の会話教育の提案―● 「コミュニケーションのメタ認知力」の向上を目指す日本語教育 ―日本語の談話におけるメタ言語表現の分析を通して―● 音声コミュニケーション教育の実践をとおした実習生の学び● 日本語学習者は自らのことばの体系をどのように構築しているのか ―関連表現とみなした言語項目を手がかりに―● ビジネス日本語の新しい定義と教育内容の再考 ―ビジネス接触場面の当事者の意識に基づくビジネス日本語教育の内容―● 「複言語育児」を実践する親たちの意味世界 ―共通了解の成立を目指す日本語教育の提言―● 日本語の作文教育における文章構造の研究 ―韓国人学習者による「まとまりの欠如」の課題―● 複数言語環境で生きる子どもの生活世界から構想する年少者日本語教育 ● 大学大衆化時代における日本語教育の役割と可能性 ―グローバルシティズンシップの育成をめざした研究と実践の試み―● 「新しい能力」の教育としての日本語教育における日本語教師研修 ―現状の分析と実践を通しての研修モデルの構築―● 「学習と人生のつながりの軸」の形成と意識化をめざした日本語教育 ―フランスの日本語専攻学生の移動性に注目して―● 日本語教師の学び合いの場を協働構築する意義 ―マレーシア人教師と日本人教師による社会的実践活動の分析から―● 新たな社会をつくる「成人教育(adult education)としての日本語教育」の研究 ―在日パキスタン人コミュニティのことばの使用と学習のリアリティを軸として―博士論文題目18博士後期課程

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