商学研究科
4/16

早稲田大学商学部卒業早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了後、博士後期課程単位取得退学博士(商学)早大法政大学経営学部准教授杭州電子科技大学経済学部卒業早稲田大学大学院商学研究科修士課程在学生望む企業で働くために、日本でマスターを手に入れる。{MESSAGE}02早稲田大学商学部から大学院商学研究科修士・博士後期課程へ進学した永山氏だが、学部生の頃から研究者を目指していたわけではないという。就職活動もして、コンサル企業の内定までもらっていた彼を研究の道へ導いたものとは…。永山:内定をもらったときは、何か違和感がありました。予測できる人生が何となくつまらなく思えてしまって。そんなとき、ゼミの指導教授だった井上教授の仕事ぶりに触れて、大学教員という職業が面白そうな生き方に思えてきたんです。自分でテーマを決めて、やりたいことをやり、教えたいことを教える。そんな自由な職業ってなかなかないですよね。修士課程では、学習塾を調査して、それぞれの先生が獲得した知識が組織の中で拡散していく「知識移転」の解明に没頭していました。博士後期課程では、オリコンチャートの分析をもとに「大ヒットが生まれるネットワーク」を紐解いていきました。まだこの世にないものを解明して伝えるというのが研究だと思うのですが、組織の中で起こる不思議な現象の解明を、信頼する教授や仲間と一緒に探っていく過程は、宝物のような経験でした。現在、大学で組織論を教えていますが、商学研究科進学に迷う学部生がアドバイスを求めてきたら、きっとこう答えると思います。「勉強という枠に囚われず、単純に楽しめ」MEgraduate3student1研究、それは、まだない価値を見つける旅。04

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る