商学研究科
2/16

京都大学総合人間学部卒業京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、松下電工株式会社(現パナソニック株式会社)入社早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了早稲田大学インキュベーション推進室 シニアコンサルタントかわさき新産業創造センター インキュベーションマネージャー合同会社タツノ経営デザイン 代表京都大学大学院修了後、パナソニックに入社。商品企画の仕事を通じて「企業のモノづくり」に目覚める。在職中に中小企業診断士の資格を取得した辰野氏は、大手企業から一転、経営コンサルタントへと人生の舵を切った。辰野:中小企業診断士の資格を取得したのは、商品企画というスキルを「見える化」したいと考えたからです。そこから、メーカーでの経験を活かしてモノづくり企業の商品企画、事業企画を支援したいという思いが強くなり、独立を決意したというわけです。早稲田大学大学院商学研究科への進学。コンサルタントとして飛躍する前に、助走が必要と考えた。辰野:経営コンサルタントとしての活動を視野に入れたとき、マーケットリサーチやコンセプトメイキングなど商品企画業務で得た知見の整理をしたり、中小企業への理解を深めたりする時間が必要だと感じていました。そんなとき、中小製造業にフォーカスした研究をされている鵜飼教授を知り、商学研究科への進学を決意したのです。大学院では、いろいろな経験をさせてもらいました。多くの中小製造業の経営者と意見を交わす機会を得たこと。さまざまな講演会やセミナーに参加できたこと。鵜飼教授の口添えで依頼された仕事もありました。現在、辰野氏は公的機関でのインキュベーション推進業務と、個人事務所での中小製造業やスタートアップに対するコンサルティング業を並行して行っている。辰野:商学研究科に進学したことで、企業経営者たちとの人脈を広げ、研究によってコンサルティングのベースを築くことができました。また、大学院で研究していたバックグラウンドが評価され、業務を依頼してもらえるケースもあります。現在、インキュベーション業務にも携わっているわけですが、私にとっては、商学研究科がインキュベーション機関だったと言えます。商学研究科とは、インキュベーション機関である。{MESSAGE}01MESSAGgraduate102

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る