アジア太平洋研究科
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20Voice of Recent GraduatesVOICE 01VOICE 02修了生の声大木 結(OKI Yui)2019年3月修了【所属ゼミ】 黒田教授ゼミ 【就職先】 国際ビジネス / 一般企業・学部時の留学や障がい者施設での就労経験、メディア研究等での学びを通して社会問題に触れる機会を多く持ち(難民・移民問題、人種問題、インクルーシブ教育や教育の機会均等など)、それらを解決するための政策作成に携わることを仕事場にしたいと考えたため。・国際関係について、その中でも開発研究の中の教育協力について専門的に学べる。・英語プログラムがあり、日頃から自身の英語能力を鍛える環境がある。・授業外の活動も精力的に行なっている学生の存在。(インターンシップやボランティア、学会発表など)■GSAPSを選んだ理由(きっかけ)は何ですか。Q.1グローバルな環境で学際的に学べるGSAPSに魅力を感じました。学部時代は環境問題について関心があり、環境と紛争について法政策の観点から研究していました。海外調査や留学を通して、より深く専門的に学びたいという思いと、専門分野に限らず、将来は世界を相手に仕事をしたいと思っていたので、国際色豊かなGSAPSに身を置くことによって、研究を実践へとつなげるプロセスが、将来に向けての自分への刺激になると思い、進学を決意しました。■GSAPSを選んだ理由(きっかけ)は何ですか。Q.1・ 自分のことや考えをどう表現したらいいのか、常日頃から考える機会を持つ習慣。海外からの学生が多いため、自分から示さなければ伝わらないという状況に常に身を置いていました。その中で、どのような言い方がわかりやすいのか、どんな態度で接することが適切なのか、相手によってよりふさわしい対応を取るよう心がけることが習慣になっていたため、相手が意図することを汲み取る力が鍛えられたのではと感じています。そのことが、就職活動の面接やグループディスカッションの場面でいきたように思います。また、日頃から英語を話す環境にいたため、どう言ったら伝わるか、ということを考えることが多くありました。そう言ったことを意識することで、逆に母語の表現力にも還元されたように思います。・ 常に「準備できている」状態を生み出す習慣。タイムマネジメントや約束事など、「時間」の感覚が違う人たちと過ごす中で、何事にも準備しておく、という姿勢が磨かれたように感じます。■就職活動にあたってGSAPS在学中に経験したどんなことが役に立ちましたか。Q.3今後につながる知識、視点、キャリアプラン、人に出会えます。特に、GSAPSは学部がなく、全員が同じラインに立って大学院生活を始めることができるからこそ、横のつながりが強く、他者と協力することも多くあります。GSAPSに進学した場合、「大学院生活、研究だけでした」「モラトリアムの時期でした」そんな感想では終わらない、人に誇れる2年間になると思います。■受験生・大学院進学を考えている方にメッセージをお願いします。Q.4GSAPSには世界で活躍する卒業生がたくさんいます。将来、国際的な舞台で活躍したい方、グローバルな視点で学びたい方にはとても良い環境であると思います。また、GSAPSには様々なバックグラウンドを持った学生や、国際機関等で実務を経験された先生方もいます。専門分野に限らず、学際的に学びたい方には、ぜひGSAPSに入学し、自分の可能性を広げて先輩方に続いていただきたいですね。■受験生・大学院進学を考えている方にメッセージをお願いします。Q.5論理的に相手に伝える力です。グローバルな環境で過ごす中で、国や地域によって捉え方などの違いを、身を持って感じました。主張するだけでなく、受け入れる姿勢を大事にすることで見えてくる面も多かったです。また、これまでの経験を自分なりに掘り下げていく作業の中で、自分の付加価値は何なのかを問い、常に相手に伝える準備をしてきました。この作業を■就職活動にあたってGSAPS在学中に経験したどんなことが役に立ちましたか。Q.3・どこかの国へ留学しただけじゃ出会えなかったような人たちとの出会い。アフガニスタン、ウズベキスタン、フィジー、ミクロネシア、トンガ、モロッコなど、中には10年くらい大学院へ進学するための奨学金制度に応募し続けてやっと念願叶って日本に来た、という方もいました。学部生からストレート進学した私にとってはとても刺激的な出会いだったとともに、もっと目的意識、問題意識を持って研究に向き合おう、そう思えるようなものでした。■GSAPSで過ごした2年間で1番満足したことは何ですか。Q.2将来に向けての幅広い人脈をつくることができたことです。実務を経験された先生方の講義は特に印象的でした。現場を見てきた生の声は、学問上の知識だけでなく説得力があり、現場目線でのアドバイスは大変貴重でした。また、同じ夢を持つ友人、国籍や専門分野の異なる仲間からの助言やディスカッションは、研究を進めていく上でも非常に役に立ちました。■GSAPSで過ごした2年間で1番満足したことは何ですか。Q.2常識にとらわれない判断力、多角的な視点から物事を捉える力です。理論だけでなく実践に移すためのプロセスや結論の導き方は、日々の講義や様々な国籍の学生と何度も議論を重ねていく中で自然と鍛えられていきました。同時に、他国の状況やその国の文化的背景を知る機会にもなり、大変有意義な時間でした。慣れない環境に苦労した時期もありましたが、国際性に富んだGSAPSならではの経験であったと思います。この2年間は、今の私を支える大きな軸となっています。■あなたがGSAPSで培った財産は何ですか。Q.4清﨑 莉左(KIYOSAKI Risa)2019年3月修了【所属ゼミ】 松岡教授ゼミ 【就職先】 一般企業また、多様な国やバックグランドを持った方々と一堂に会し、一緒に学べたということが、これから社会に出ていろんな方と一緒に仕事をする環境に飛び込む上で、「誰とでもやっていけるんだ」という自信につながっています。通じて、協調性と伝達力は自分の強みにもなり、面接の際に役に立ちました。

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