会計研究科
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 当研究科アクチュアリー専門コースは我が国で唯一のアクチュアリーを養成するための専門職大学院です。当研究科に設置されているアクチュアリー学に関連する科目は、アクチュアリー資格試験基礎科目に合格することを目的とする講義と演習、アクチュアリーの職務を果たすうえで求められる幅広い知識と能力を養成するための科目、会計・経済・データサイエンスをはじめとする隣接する専門領域の知識を獲得するためのものから構成されています。 また、当研究科の会計、数理統計に係る科目は、米国アクチュアリー会(SOA)のアクチュアリー資格を取得するために大学・大学院等で一定の成績での単位取得を求められるValidation by Educational Experience(VEE)に認定されています。 私が担当するアクチュアリー生保理論は、生命保険事業で専門職としての業務を遂行するうえで求められる知識を自ら考えながら取得する演習科目です。 生命保険数理の基礎となる理論と消費者のニーズ、経済状況、人口・疾病構造の変化等を踏まえて議論を深めていきます。授業は、毎回のテーマごとに担当者の発表とそれに対する議論をベースにゼミ形式で進めています。テーマはアクチュアリー専門科目生命保険コースの出題範囲から選択しています。また、複数回実務家アクチュアリーをお呼びして現在の業務に係る話題を提供していただき議論を深めることも本科目の特徴です。 小学生で算数、中学高校そして大学で数学を学びました。せっかく長い年月かけて身につけた数理的な能力を、なぜ眠らせておくのですか? 学校で訓練してきた数理的な能力をビジネスや現実の世界で活かすためには、努力が必要です。しかし、一旦 数理的な能力を活かす方法を身につければ、アクチュアリーや会計分野はもちろん、 活躍の場は無限に広がります。高度な金融工学を駆使して新しい金融商品を開発する。 自動運転技術などを取り入れ、生産流通を革新するグローバルで効率的な新しい物流システムを構築する。AIやブロックチェーンなどの最新の暗号情報技術を取り入れ、全く新しいビジネスモデルを産み出す。そんなことがあなたの数理的能力を磨くことで可能になります。 ビジネスデータサイエンスでは、この分野でデファクトスタンダードのRというデータ解析ツールを使い、様々なデータを統計的に分析する手法を学びます。単純に使い方を覚えるだけではなく、背景にある数学理論を学んだ上で、実際のデータを使って分析、考察する演習を行います。 会計研究科では、ビジネスに応用できる数学を基礎から学ぶ講義を多数用意しています。また、早稲田大学理工学研究科と連携し、理系バックグラウンドを持つ人がビジネスへの応用を目指した高度な数学理論を学ぶこともできます。あなたの数理的能力をビジネス活かす方法を学びましょう。教授大塚 忠義数理統計基礎/保険数理理論/生命保険の理論と実務/エンタープライズ・リスク・マネジメント/アクチュアリー生保理論/保険数学特論/アクチュアリー・テーマ研究担当科目教授豊泉 洋ビジネス確率統計/オペレーションズ・リサーチ/金融工学/ビジネスデータサイエンス/応用確率モデル理論/オペレーションズ・リサーチ テーマ研究担当科目アクチュアリーアクチュアリーを極めるアクチュアリー生保理論[実務・応用科目群]統計・アクチュアリーアクチュアリー資格の取得を目指すビジネスデータサイエンス[実務・応用科目群]統計・アクチュアリーあなたの数理的能力をビジネスに!16

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