会計研究科
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大学院での学びを活かして公認会計士試験論文式試験に見事合格した先輩たち。その充実した学生生活についてご紹介します。公認会計士合格実績[ ]科目履修の仕方[ ]会計士試験勉強のコツ[ ]会計研のメリット[ ]2年次の過ごし方2年次は自分の「+1」を身につけたい監査法人・校友団体(稲門会)との連携 監査法人からは、兼任(非常勤)教員の派遣、ワークショップ科目等を通じた即戦力教育とリカレント教育の融合などの面で、協力を得る体制を構築しています。また、各監査法人では、インターンシップとして、多くの学生を受け入れる体制が整えられています。 公認会計士稲門会、税理士稲門会をはじめとする各種校友組織との連携も深めています。公認会計士稲門会には、公認会計士業界において活躍されている高名な先輩諸氏が名を連ねており、当研究科の実務家養成教育に対する全面的なバックアップを得ています。税理士稲門会には、租税法関連のさまざまな実務教育についてご協力いただいており、当研究科の会計教育の側面において心強いパートナーとなっています。公認会計士試験は、短答式試験と論文式試験から構成されます。短答式試験は、財務会計論、管理会計論、監査論、企業法の4科目ですが、所定の単位を修得した当研究科の修了者は、このうち財務会計論、管理会計論、監査論の3科目が免除されます。当研究科調べ会計専門コース 1年生常盤 理沙1年次論文式試験合格論文式試験合格者在学生修了生会計研合計(参考)1年2年計全国会計研比率平成28年(2016年)12名7名19名23名42名1,108名3.8%平成27年(2015年)7名12名19名17名36名1,051名3.4%平成26年(2014年)6名23名29名24名53名1,102名4.8%平成25年(2013年)18名21名39名14名53名1,178名4.5%平成24年(2012年)12名10名22名23名45名1,347名3.3% 1年次の春学期は、8月に論文式試験を控えていたため、自習の時間を多めに確保したいと思い、週2日に授業をまとめるような形で履修を組みました。履修科目は、原価計算や簿記、監査論など主に論文式試験に役立つような科目と必修科目を選択しました。一方で秋学期は論文式試験が終わっているので、その分多めに授業を履修しバランスを取っていました。論文式試験とは直接関係しない科目やワークショップもいくつか履修しました。 私は一発で合格したわけでは無く、何回か試験を受けました。そのなかで大切だと感じたのは、理解を重視し、暗記に頼らないことです。暗記は一切不要ということではなく、理解→暗記のプロセスがとても大事だということです。私は暗記に頼り、行き詰ってしまった時期もありましたが、理解重視の勉強に変えたところ、成績も伸び、合格につながりました。一人では理解するにも限界があるので、先生方などに質問して早めに解決することをおすすめします。 同年代の仲間を持つことができたこと、論文式試験にも役立つようなことを多く学べたことがメリットだったと思っています。友人とはお互いの勉強の進捗度合いなどを情報共有したり、問題を出し合ったりしながら切磋琢磨することができました。また、会計研の授業では、もちろん予備校のテキストに書いてあることも扱うのですが、理論的になぜそうなるのかという深い説明を聞けたことが印象的で、論文式試験にも大いに役立てることができました。 2年次では、ワークショップなどの少人数の授業を積極的に受講するなどして自分の視野を広げたいと思っています。1年次ではあまりワークショップに注力できなかったので、受講を通じてより会計の専門性を高め、プレゼン力も高めていこうと考えています。また、会計研が推奨している「会計+1」にも私自身力を入れたいと感じています。特に入学前から英語の勉強をしたいと思っていたので、この機に学ぼうと計画しています。25

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