会計研究科
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Real Voice学生の声IFRS関連科目[国際会計基準Ⅰ・Ⅱ、IFRSワークショップ(全て秋葉 賢一教授)]▼受講した講義講義とワークショップの相乗効果で知識を自分のものにする国際会計基準Ⅰ・Ⅱは、IFRSの基礎知識の修得に重点を置いた講義です。IASからIFRSへの移行等、国際会計基準は現在も頻繁に改正が行われており、最新の知識を身につけることが重要となります。これらの講義では、以前の基準と新たに制定された基準との比較や日本基準との比較も行い、その相違点に注目することにより基準の趣旨や、会計処理の対象となっている取引の実態を深く理解することができます。こういった学習は、ただ単に知識を詰め込むだけではなく、その背景にあるものを考える必要があり、答えの無い問いに対して論理的根拠を持った合理的な答えを導き出す力を養うものだと考えます。またIFRS科目は講義形式のものだけではなく、ワークショップ形式で皆と議論をしながら自分たちの意見を形成、主張する授業も用意されています。専門的知識はインプットするだけではなく、アウトプットすることも必要で、講義と共にワークショップを受講することで、インプットとアウトプットの相乗効果により、知識の定着がより一層促進されます。また私が特に有用だと思う点は、日本でのIFRSの権威である先生に疑問点について、いつでも質問ができる点だと思います。このような機会はこの会計研ならではだと思います。会計専門コース 2年生志垣 智文会計専門コース 2年生新川 尚国際交流会計ワークショップ(松本 敏史教授)▼受講した講義チームでプレゼンを作り上げる国内外の大学院生との合同ゼミは貴重な経験国際交流会計ワークショップでは、松本敏史教授の指導のもと、11月に京都大学、1月に国立台湾大学で自由なテーマについてプレゼンテーションを行います。例えば、私達は、主要ビール会社4社や航空会社2社の経営分析について発表を行いました。他大学はM&AやIPOの実証研究、半導体業界のビジネスモデルについての研究発表を行いました。本ワークショップの特徴は、他のワークショップとは異なり、チームでディスカッションを行いながら、テーマを決め、発表しなければならない点にあるといえます。したがって、情報収集、ストーリー作成、資料作成をいちからチームで分担しながら作り上げていくため、1人あたりの負担は重いです。一方で、自分が実際に社会に出たときにプロジェクトでどのような役割を担う傾向にあるのか、また、どのような役割を自分が担えば成果が一番上がるのかを体験することができました。そして、このワークショップが終わった時の達成感は他のワークショップとは比べ物にならないと思います。私は本ワークショップを履修し終えて、会計士志望者だけではなく、コンサルタントや一般事業会社志望の方にも是非おすすめしたいワークショップだと感じました。是非皆さんも履修してみてはどうでしょうか。活発な討論が行われるワークショップ参加大学との昼食会17

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