人間科学研究科
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博士3年韓国外国語大学(韓国) 日本語学部卒業橋本 健二研究室 在学生コン・アラン さん研究テーマは社会学の「階級・階層論」。簡単にいえば、経済的・社会的格差の構造を明らかにすることです。用いるのは終戦直後から現代までのさまざまな社会調査データと官庁統計、そして各種の歴史資料など。格差そのものの構造を出発点として、これが人々の生活や意識、文化に与える影響まで、幅広いテーマを扱っています。近年では教育格差や健康格差の問題も注目されており、教育学や医学などの研究者と交流することも多くなりました。文化系・理科系問わず、幅広い研究領域の連携によって、格差社会のさまざまな問題を克服する道を探っています。 Graduate School of Human Sciences06研究室におけるゼミの学びとは?Theme博士(社会学)武蔵大学橋本 健二 教授格差に注目して近現代日本社会の「かたち」を描く 人間科学研究科の魅力とは?人間科学研究科は、学際的な研究環境が整えられていて、自分の研究を多角的な視点から眺める機会を与えてくれます。その過程で、自分の研究が「人間」という広大な研究領域の中でどのように位置付けられるかを考えることができ、それが、新たな研究を開拓していく原動力となります。研究紹介研究の内容は?社会学、特に社会意識論を専攻しています。社会調査データを用いて社会意識の形成メカニズムをより総合的な観点から検証することを目的としています。そのため、人々の現在の階層要因(学歴・職業・収入など)のみならず、過去の階層移動経験や準拠集団内での相対的な地位、居住地域などの時間的・空間的要因がどのように社会意識に影響するか、また、その影響は時代によりどのように変化してきたかに焦点を当て研究を進めています。RESEARCHAREA文化・社会環境科学研究領域日本をはじめ、アジア、中東、欧州、北南米、アフリカなどを対象に、実践的なフィールドワークと文献研究を駆使した、多様な文化と社会の解読を目的とします。そのうえで、社会科学、人文科学の諸領域を横断する学際的な研究を通じて、今日の世界が抱える複雑困難な諸問題の要因を明らかにし、多文化・多民族共生を前提とした持続可能な社会の構築に向けて、世界で活躍できる研究・教育能力を有する研究者や、専門的能力に秀でた実務家などの人材を育成します。家族社会学都市社会学科学史・科学論歴史人類学都市人類学国際社会学物質文化論階級・階層論開発人類学芸術・表象文化論政治社会文化論移住論技術文化論池岡 義孝浅川 達人加藤 茂生里見 龍樹竹中 宏子樋口 直人谷川 章雄橋本 健二原 知章福島 勲村上 公子森本 豊富余語 琢磨----○-○○○○-○-○○○○○○○○○○×○○教授教授准教授准教授准教授教授教授教授教授教授教授教授准教授研究指導名担当教員名博士修士資格※「×」は募集しない、「-」は担当なしを示し、2021年度入試では募集しません。記載の内容は2020年4月1日時点の情報であり、変更が生じる場合があります。2015年に実施された大規模調査データを分析ゼミ合宿で分析結果を報告文理融合で格差社会に挑む「人間科学とは?」

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