人間科学研究科
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修士2年中国西安交通大学 外国語学部卒業菊池 英明研究室 在学生楊 潔 さん人間のことばをコンピュータでとらえ、コミュニケーションスキルの向上に活かすための研究を行っています。例えば俳優やアナウンサーなどのプロのスキルを言語学的・音声学的に分析することで、熟練の要因を解明します。VR(仮想現実)技術を活用して、スピーチや面接のトレーニングシステムを開発するなどの応用も行っています。人間のことばをコンピュータに持たせるための研究も行っています。SNSや日常会話のデータに基づいて自律的に会話のできるエージェントを開発します。また、そうした技術が人間・社会にどのような影響を及ぼすかを実験等を通じて検討します。Graduate School of Human Sciences10研究室におけるゼミの学びとは?Theme博士(情報科学)早稲田大学菊池 英明 教授研究を通して未来をデザインしよう人間科学研究科の魅力とは?文系と理系を問わず自分の可能性を広げるのは人間科学研究科の魅力です。学問や分野に拘らずに、研究に必要な知識とスキルの全般が身につけられます。また、様々な領域の先生や学生同士と気軽な交流を通じて、自分の視野を広げることもできます。研究紹介研究の内容は?近年、音声対話システムの開発と普及が目覚ましいですが、ユーザが対話システムを継続的に利用しないという問題があります。私の研究では、ユーザが音声対話システムと対話を継続したくなる欲求の向上を目指します。具体的に、人間同士の日常対話の分析に基づいて、対話システムがユーザの言葉を適切に繰り返すことによって、ユーザに共感しているように感じさせます。今後は繰り返し発話の多様性とタイミングを考慮に入れて検討する予定です。RESEARCHAREA感性認知情報システム研究領域人間の「感性」を感覚-知覚-認知という一連の情報処理プロセスの中に位置づけ、生体情報をベースに、感性、情動、言語、イメージなどの心の構造と機能ならびにその測定法を研究します。さらに、認知科学、情報科学、人間工学、システム工学などの基盤的研究から実践的研究を通じて、さまざまな人間の営みにおける安全性、快適性、生活の質の向上に貢献する国際的水準の人材を育成します。生活人間工学言語情報科学加齢人間工学パフォーマンス認知科学日常記憶心理学福祉工学知識情報科学生態心理学人間生体機能動態学生体情報工学劇場認知科学マルチモーダルコミュニケーション加藤 麻樹菊池 英明倉片 憲治三浦 哲都杉森 絵里子藤本 浩志松居 辰則三嶋 博之宮崎 正己百瀬 桂子野村 亮太関根 和生○○○-○○○○-○--○○○○○○○○×○○○教授教授教授准教授准教授教授教授教授教授准教授准教授准教授研究指導名担当教員名博士修士資格※「×」は募集しない、「-」は担当なしを示し、2021年度入試では募集しません。記載の内容は2020年4月1日時点の情報であり、変更が生じる場合があります。コミュニケーションロボットを使う実験準備VRシステム (スピーチトレーニング)未来をデザインするために必要な人間理解「人間科学とは?」

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