教育学研究科
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11 私は木村晶子教授のもとで、イギリス文学を研究しています。19世紀の女性作家の作品を社会的・歴史的文脈から考察し、登場人物の自己犠牲と自己実現の関係を探っています。 博士課程は修士課程と比べると学生数が少ないので、より綿密な指導を受けることができます。また、自身の指導教員だけでなく、他の研究室の教員が担当する演習科目を履修できる「複合履修制度」も魅力的です。研究テーマが異なる学生と交流することで、新たな視点への気付きや刺激を得ることができます。こうした恵まれた環境の中で研究活動に取り組めることに、日々感謝しています。星 志乃教科教育学(英語)専攻2019年入学 私は石濱裕美子教授の指導の下で、チベットの近現代史、特に19世紀末から20世紀初頭にかけてのダライ・ラマ13世とチベット仏教徒の動向に関する研究を行っています。私は、研究室で受ける研究指導にはもちろん、教育学研究科の中で出来た「横のつながり」にも非常に感謝しています。教育学研究科には様々な分野を専門にした学生が在籍しており、例えばチベット史を専門にする私が、東洋史、西洋史の垣根を越えて、ユダヤ史、ロシア史を専門とする学生と親しく交流する機会も多々あるのです。こうした交流の中で、自身の研究上も有意義な気づき、発見を得られたことも少なくありません。このような刺激的な学術環境は、多くの学術領域を横断、包摂する早稲田大学教育学研究科が持つ大きな魅力であると感じています。和田 大知教科教育学(社会科)専攻2018年入学 私は博士後期課程の学生で、暗号学について研究しています。暗号学は、数学に基づく情報セキュリティ領域の一分野に位置付けられますが、それでも広範な研究分野です。暗号学は、安全なWebサイトや安全な電子通信を可能にしますし、その他にも興味深い研究がたくさんあります。私たち大学院生は、最新の研究課題について指導教員と率直に話し合うことができ、これは論文の新しいアイデアを得る良い機会です。 研究室での経験は、非常にポジティブなものです。指導教員との話し合いによって、新しい研究の多くを学び、またプレゼンテーションをすることで経験を積むことができました。そして研究科の環境は、留学生としてとても役に立ちました。以上のことは、この研究科で学びたいすべての学生にとっても非常に良い点だと思います。リン サン教科教育学(数学)専攻2018年入学 本研究科では、正規の学生の修学に妨げがない範囲で、選考の上、委託履修生及び一般履修生の入学を許可しています。履修科目に合格したときは単位を授与し、請求により証明書を交付します。科目等履修生在学生の声在学生の声在学生の声心理演習の講義風景心理演習で使用する箱庭研究指導の講義風景

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