教育学研究科
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 国語教育専攻は、国語教育界への人材の育成に貢献してきた本大学教育学部国語国文学科および現職教員の再教育に貢献してきた専攻科(国語国文学専攻科)の歴史の上に立って、新しい時代に望まれるより高度な学識と実践力を備えた国語教育の実践者ならびに専門研究者の育成を目標としています。 本専攻では、以上の見地から、国語科教育、日本語学、国文学、中国古典文学の四つの分野を設定し、各自が選んだ専門分野の研究を演習と研究指導によって深めるとともに、講義科目を履修することによって隣接分野を学ぶことを通じて、わが国の今後の国語教育界をはじめとして、さまざまな専門分野で活躍し得る高度の専門性を身につけることができます。 本専攻では、日本語教育のためのカリキュラムを用意し、日本語教師を目指す方のためにも道を開いています。国語教育専攻 国語教育専攻では、国語科教育はもちろん、上代から現代までの国文学、日本語学、中国文学など多様な研究室が存在します。また、本専攻には、元々教員だった方や現職の教員の方々も所属しており、一つではない、さまざまな立場から「国語」ひいては国語教育を考える事ができます。 私は現在、町田守弘先生の研究室で、教師がどのようなフォローをすると学習者の「書くこと」の能力が向上するのかという研究を進めております。町田研究室では「明日の国語科教育を変えたい」という信念のもと、ゼミ員同士で研鑽を積んでおります。 国語教育専攻で学びを深めることによって、どのような立場の人でも将来に必ず活かせることができる。そのことが、この専攻の最大の魅力だと思います。 近代の表現の調査・研究指導を行っています。小説や詩のみではなく、雑誌や、映画、演劇、広告などの多様な表現も研究の対象として含みます。ただ、表現というのは、表現だけで存在しているのではありません。それを伝え、広げる学校教育、図書館、出版・流通事業があって表現ははじめてその効果を発揮します。こうした読書環境を含めて表現を考えていく視点を大事にしています。 指導では各自の研究計画を発表、問題点を皆で討議し、必要な資料調査について指導しながら、研究論文の作成に結びつけていきます。そのための資料の調査、収集、整理、分析スキルについても具体的に指導しています。国文学研究指導 和田敦彦 教授加瀬 幸志朗国語教育専攻2017年入学在学生の声修士課程6国語科教育研究指導国語科教育研究指導日本語学研究指導国文学研究指導国文学研究指導国文学研究指導国文学研究指導国文学研究指導国文学研究指導国文学研究指導国文学研究指導国文学研究指導国文学研究指導国文学研究指導科目名担当教員研究指導内容主として国語教育の歴史的研究、理論的研究について指導する。「楽しく、力のつく」国語科の教材開発・授業開発を目指す研究の支援。日本語学の各領域・分野につき、言語資料の整理・分析を通して指導を行う。『記』『紀』「風土記」『萬葉集』等の上代文学を対象とした研究指導を行う。平安時代における散文と後世の受容を中心に研究指導を行う。中古の物語文学や日記文学を対象に研究指導を行う。軍記あるいは説話などの中世の散文作品について指導する。平安時代後半から中世の和歌・日記・女房文学の研究指導を行う。西鶴・芭蕉・近松・秋成・馬琴など江戸時代の文芸について研究する。唐宋詩文の研究を主とするが、漢文教育についても指導を行う。中国文学(古典小説)、日中比較文学、漢文教育の研究指導を行う。日本近現代文学に関する修士論文作成に向けて、アドバイス、添削などを行う。日本の近現代文学について、雑誌や教科書といったメディアを参照しつつ、作品や作家を理解する。日本の近、現代文学研究。読者・読書の歴史、出版史を含む。幸田 国広町田 守弘松木 正恵松本 直樹新美 哲彦福家 俊幸大津 雄一田渕句美子中嶋  隆内山 精也堀   誠石原 千秋金井 景子和田 敦彦2019年度開講予定

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