教育学研究科
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7 英語教育専攻は、新しい時代に望まれる、より高度な識見と力量を持った英語教育の実践者、研究者、ならびに英語の専門的知識と異文化への理解の上に幅広い分野でグローバルに活躍できる人材の育成を目標としています。学生は英語科教育、英語科内容学(理論言語学・応用言語学)、英文学・文化、米文学・文化、の4分野において各自が選んだ専門分野を中心とした演習と研究指導、また隣接分野の講義の履修により研究を深めます。英語教育に関連する社会言語学、心理言語学、英米文化研究、また、教育を中心とした応用言語学的な面にも重点を置くことにより、今後の英語教育およびその関連分野で幅広く貢献できる人材の育成を目指します。英語教育専攻 英語教育専攻の強みは「単位参入可能な隣接分野の講義を取れる」ところにあると思います。 例えば、言語学や文学を専攻し、それを活かした仕事につくとしても、英語教育と切り離すことは難しいです。また、英語教育を仕事とする上で、西洋圏の文化(言葉の成り立ちや文化作品)を知っていることはとても大切だと思います。「単位参入可能」と書いたのは、修士課程の2年間はとても濃く、聴講している時間はないからです。 英語教育専攻の教授は人間的にも学術的にも、とても素晴らしい方々ばかりです。また在学されている他の学生さんはとても優秀です。このような環境の中で研究できることに喜びを感じながら、日々を過ごしています。 グローバル化と共に英語学習の重要性が強調されていますが、英語習得や二言語使用についての理解はまだ不十分だと思われます。この現状を踏まえて、本研究指導は、第二言語習得を中心に扱い、 とくに、言語学、教育学、心理学、社会学などの視点から、データーによる証拠を重視しながら、外国語学習の実態を探っています。演習や特論の授業は英語で行い、事前にリーディングの課題を読み、発表者はその内容をまとめ、様々な問題について討論を行っています。授業の詳細は、早稲田大学体験Webサイトを参照して下さい(http://www.quon.asia/yomimono/waseda/seminar/2009/04/01/4093.php)。また、学生の研究テーマは様々で、第二言語の音声習得を始めとして、Content-Based Instruction(内容重視の言語教育)やバイリンガル教育、スピーキング能力の分析、語彙習得、社会文化論的視点の第二言語習得、英語教育アドバイジングなど多岐に渡っています。英語科教育研究指導 原田哲男 教授森下 二郎英語教育専攻2016年入学在学生の声修士課程英語科教育研究指導英語科教育研究指導英語科教育研究指導英語学研究指導英語学研究指導イギリス文学研究指導アメリカ文学研究指導科目名担当教員研究指導内容英語の音声習得・指導(特に発音・発話・聴解)に関する研究指導。本研究指導では、言語テストを中心に応用言語学・英語教育を広く扱う。第二言語習得・外国語学習理論を学び、様々な観点から学習・指導上の問題を探る。語用論、談話、会話分析、社会言語学的視点等を入れ分析する方法を学ぶ。生成文法の理解を深め、科学的創造的思考力の深化を目指す。18~20世紀の英国の作家の小説を主な題材として様々な批評の方法を学ぶ。19世紀アメリカ・リアリズム小説。特にマーク・トウェイン研究。折井麻美子澤木 泰代原田 哲男村田久美子久野 正和木村 晶子石原  剛2018年度開講予定

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