大学院入学案内
66/96

国際社会で活躍するグローバル人材の育成を目指す国際教養学部を基礎とする国際コミュニケーション研究科では、国際社会で活躍するのに十分な能力をもつグローバル人材の育成にあたっています。国境を超えた人的資源の移動が日常化する今、これまでの常識では考えられなかった形態で言語・文化・社会のあり方が変化しています。これら3つの領域は、これまでそれぞれ独立した領域として個別に研究されてきました。しかし、現在のように言語・文化・社会が密接に結びつき、相互に影響を及ぼしながら変化を遂げる状況においては、これらを横断的、かつ包括的に研究していく新たな枠組みが必要とされています。そこで当研究科においては、言語・コミュニケーション研究、文化研究といった人文科学的基礎に加え、社会科学的視点を交えた研究・教育体制を整え、現在の学問的必要性に応えています。個人と個人の対話を重視しつつも、個人から社会に向けて発信されるメッセージや、異なる共同体や国家間で交わされる社会・政治的コミュニケーションも研究対象のなかに含めることにより、言語・文化・社会をそれぞれ情報伝達のネットワークとして捉え、それらの役割を理論・実践の双方から研究することを目指します。博士後期課程では、現代の異文化混成型の文化を基軸とする共同体がもつ言語・文化的特徴や社会的問題点を分析・研究することで、21世紀型の言語・文化・社会のあり方を、国際コミュニケーション学の視点から多角的かつ重層的に理解することを目指しています。また、当研究科は約30ヵ国・地域から集う学生や、多数の外国籍教員から成り立つ国際色豊かな環境の下、英語による教育・研究指導を行っています。今後日本が国際社会でますます重要な役割を担うなか、多様な文化や歴史を理解し、異文化間の差異を意識しながら、より高度な英語力と異文化理解の力をもつ人材を育てることを目的とします。円滑に他者とのコミュニケーションをとることができるグローバル人材を社会に送り出すことこそ、当研究科の使命であると位置づけます。修了生の主な就職先は、日本国内の企業にとどまらず、金融・証券、小売業、IT関係等の昨今グローバル人材が求められている業界の他、教育、公務員等、幅広い分野に及んでいます。また、博士後期課程の修了者のなかには、大学教員として活躍している者もいます。[研究科DATA]早稲田キャンパス修士課程昼間開講国際コミュニケーション研究専攻■ 4月・9月入学 修士(国際コミュニケーション学) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 合計50名博士後期課程昼間開講国際コミュニケーション研究専攻■ 4月・9月入学 博士(国際コミュニケーション学) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 合計10名Tel. 03-5286-1716Graduate School of International Culture and Communication Studies国際コミュニケーション研究科修士課程プログラムの特徴カリキュラム構成は、「言語コミュニケーション」「文化コミュニケーション」「社会コミュニケーション」の3つのスタディープランに分けられます。教育課程の編成としては、全スタディープラン共通の基礎科目に加え、各スタディープランに設置する専門科目、さらに研究指導と修士論文の作成指導を目的とする演習科目、より実践的なコミュニケーション・スキルの習得を目的とする関連科目を設置し、それぞれのスタディープランにおける幅広く深い学識領域を体系的に涵養できる編成となっています。1 言語コミュニケーション言語を媒体とするコミュニケーションについて総合的な理解を深め、その理論的探求および応用分野での活用を研究する。また、グローバル社会における教育・政策立案における言語の役割や、個人と社会をつなぐ言語のあり方を研究対象とする。2 文化コミュニケーショングローバル社会において多様化する文化表象の理解から異文化的差異の存在を認識し、その差異を新たな文化として組成していく文化のダイナミクスを研究対象とする。同時に、グローバル文化を支える概念や理論的枠組みについても分析・研究する。3 社会コミュニケーショングローバル社会のなかで、国境を超えて流通するさまざまな情報のあり方を研究対象とし、それらの情報がもたらす効能、および問題を取り上げ、その積極的理解と解決を求める研究を展開する。3つのスタディープラン履習体系イメージ履習体系イメージ博士後期課程プログラムの特徴修士課程の教育・研究を継続し、より専門的かつ高度な国際コミュニケーション学研究に重点を置くための博士後期課程を開設しています。言語的アプローチ、文化・メディア的アプローチ、社会的アプローチの3つの方法論により、国際コミュニケーション学研究を発展させることを目的としています。カリキュラムは、図にある4つの研究領域を中心に「コア研究」「セミナーA」「セミナーB」「インデペンデント・スタディー」から構成されます。「コア研究」は博士論文作成に向け、アカデミック・アドバイザーにより行われる研究指導です。「セミナーA」では言語、文化・メディア、社会的アプローチから国際コミュニケーション学を専門的に学び、「セミナーB」ではさらに横断的かつ複合的な視点から研究を深めていきます。「インデペンデント・スタディー」では、サブ・アドバイザーを中心とする教員に指導を受け、より広い視点から研究課題に取り組んでいきます。修士(国際コミュニケーション学)博士(国際コミュニケーション学)セミナーA/セミナーBインデペンデント・スタディーコア研究研究指導・演習科目専門科目基礎科目関連科目研究指導・演習科目専門科目研究指導・演習科目専門科目海外留学他研究科提供科目言語コミュニケーション文化コミュニケーション社会コミュニケーション4つの研究領域グローバル化とトランスカルチャー視覚文化と言語IT文化と現代社会メディア・コミュニケーション理論博士論文提出・口頭試問実施中間審査実施博士論文提出予備試験実施64

元のページ  ../index.html#66

このブックを見る