大学院入学案内
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博士後期課程の専門職業人入試と複合履修制博士後期課程では、専門職業人入試を実施しています。すでに修士の学位を得ている方、もしくは当研究科が修士の学位を得た方と同等以上の学力があると認めた方で、官公庁、学校、企業等の専任の職に3年以上在籍した方が対象です。学術研究者、教育専門職の指導者、専門職業人の三者が同じ課程で研究を展開するという、他に例を見ない試みとなっています。また、志願時に指定した研究指導領域だけでなく、他の研究指導領域の演習科目での指導を1年間受ける「複合履修制」を採用していることも大きな特色となっています。現職教員の再教育も視野に入れ、 教育学の新たな実践的理論を切り拓く2017年4月1日に、教育学研究科のなかに従来の「教職研究科」を統合し、新たに専門職学位課程である高度教職実践専攻(教職大学院)を設置しました。これにより、教育学研究科においては、教育実践的な内容の科目をこれまで以上に配置し、学校現場での実践力をもった教員養成のためのカリキュラムの充実を図ります。専門職学位課程においては、教科内容面での指導力の強化を図り、より特色ある教職大学院の実現を目指しています。従来からの修士課程の研究指導の領域は、教育学、社会教育学、教育心理学、初等教育学という教育諸科学の基本的分野とともに、国語教育、英語教育、社会科教育、数学教育、さらにこれら教科教育を支える諸科学の領域と、極めて多彩な分野に及び、さらにそれぞれの分野に博士後期課程が設置されています。これだけ広領域にわたる博士後期課程を包含している点で、教育学研究科はわが国において極めてユニークな存在となっています。また、修士課程には、現職の教員や社会人の方々が学びやすい制度、カリキュラムも準備されています。教職大学院である高度教職実践専攻は、基本理念として①教員のキャリアに応じた臨床的教育能力と自己改善力の育成、②先人の知恵と先端的な学問的知識に裏打ちされた広い教養と確かな人間力の追求、③社会的連携能力の開発、の3つを掲げています。これらの理念のもと、社会の変化のなかで大きく様変わりした子どもや保護者、地域社会に適切にかかわることができる、柔軟で高度な実践的・臨床的な教育能力を備えた教員を養成します。当研究科には、“教育”の名のもとに多彩な領域の研究者が集まっており、新時代を切り拓くための活気のある教育・研究の場となっています。[研究科DATA]早稲田キャンパス修士課程昼間開講学校教育専攻 ・・・・・・・・・・ 30名以内国語教育専攻 ・・・・・・・・・・ 21名以内英語教育専攻 ・・・・・・・・・・ 21名以内社会科教育専攻 ・・・・・・ 27名以内上記各専攻 修士(教育学)数学教育専攻 修士(教育学)または修士(理学)    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18名以内博士後期課程昼間開講教育基礎学専攻 博士(教育学)または博士(学術)    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 各研究指導若干名教科教育学専攻 博士(教育学)、博士(学術)または博士(理学)    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 各研究指導若干名専門職学位課程昼間開講高度教職実践専攻■ 2年制コース ・・・・・・・・・・・・・・・ 45名■ 1年制コース ・・・・・・・・・・・・・・・ 15名教職修士(専門職)Tel. 03-3208-0529Graduate School of Education教育学研究科修士課程の特色修士課程では、学校の専任教員、社会教育機関・教育行政機関の専任職に3年以上在籍した方を対象とした特別選考制度入試を設けています。初年度は在職校等の勤務を離れて修学に専念しますが、2年目は職場に復帰して勤務しながら週1回程度通学し、指導を受けることが可能です。また、入学以前に小学校・中学校・高等学校の教諭1種免許状を取得した方は、当研究科を修了し、必要な単位を取得することで、同一の学校種・教科の専修免許状が取得できます。この他、人数は限られますが、中学校・高等学校いずれかの教諭1種免許状取得者または取得要件を満たしている方は、修士課程において小学校教諭2種免許状を新規に取得できる可能性もあります。国内外の大学機関との交流 当研究科では、京都大学・慶應義塾大学・東京大学との間で、大学院学生の交流に関する協定を締結し、博士後期課程の研究指導を中心とした大学院学生の派遣および受け入れを行っています。また、慶應義塾大学大学院文学研究科および社会学研究科と学生交流に関する協定を締結しており、8単位を上限に慶應義塾大学大学院の科目を履修することができます。 国外では、韓国の高麗大学校教育学科(大学院)および中国の北京師範大学と交流協定を締結しているほか、ロンドン大学教育研究所(IOE)とも学術交流プログラムを展開しています。専門職学位課程では3つの履修モデルを設定モデル1分野別選択科目「生徒指導・学級経営の力量形成に関する科目群」を中心に履修します。実習では実際の生徒指導や学校経営について全体的な理解を深め、この過程を経ることで、生徒指導について高度な能力を身につけていきます。生徒指導について高度な能力を有する教員を目指す場合2年制コース(主な対象:学部等新卒、教職歴のない社会人学生)モデル2現職経験を5年以上もつ学生が「確かな指導理論と優れた実践力・応用力を備えたスクールリーダー」を目指します。理論的裏づけを十分に学んだ上で、現場改善に役立つ実践を行っていき、これらをもとに教育実践論文をまとめ、さらに自らの実践を理論化していくことを通じて、将来に必要となる知見と技能を身につけていきます。現職経験を生かしてスクールリーダーを目指す場合2年制コース(主な対象:教職経験5年以上経験者)モデル3「スクールリーダー」のなかでも中核的な中堅教員を目指すため、「理論」→「実践」→「理論」というサイクルで内容を深めていきます。春学期は、理論と実践を融合する講義を受講し、秋学期は「学校臨床実習Ⅲ」において各自の課題解決を目標に実践を重ね、その上で講義のなかで理論として深化させていきます。1年制コースの現職教員の場合1年制コース(主な対象:教職経験7年以上経験者)50

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