大学院入学案内
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情報理工・情報通信専攻演習科目、講義科目、実験を軸に、情報理工分野と情報通信分野の2分野のカリキュラムで構成されます。情報理工分野ではコンピュータ・ヒューマン・インタラクション部門、情報ネットワーク部門、高度計算機構部門、ソフトウェア部門、情報アーキテクチャ部門の5部門、情報通信分野では情報システム部門、通信ネットワーク部門、メディア・コンテンツ部門の3部門を設けています。ますます進展していく情報技術の世界、とりわけ情報科学、情報工学、情報通信の分野において、グローバルに活躍できる研究者および高度専門技術者の育成を目指します。表現工学専攻科学技術と芸術表現を横断・融合する概念である「インターメディア」を対象として、高度かつ専門的な教育・研究活動を推進していきます。次世代のメディアを活用したライフスタイルや社会システムを展望するためには、科学技術を介した生体の諸特性、感性やコミュニケーションの理解・表象と同時に、それらを支える科学技術のあり方への取り組みが必要不可欠です。そうした観点から、インターメディア工学部門とインターメディア芸術部門を設置し、科学技術と芸術表現の融合による、新たな社会ニーズへの対応と価値の創造に挑戦していきます。材料科学専攻材料科学専攻では、基幹産業である鉄鋼、非鉄金属などに関わる学問体系を追求し、そこに数理的な視点や次世代材料に関わる視点も加えた次世代基幹材料産業分野の研究開発に関わる人材を育成・輩出することを目的としています。基盤材料学と先端材料学の2つの分野のなかに、基盤金属材料と基礎材料物性、数理材料科学と新構造材料のそれぞれ2つずつの部門を設置して研究指導を行います。熱力学、結晶学、構造力学などの材料学の基本学理の習得を基礎として、ミクロ材料学から大規模構造体に関わるマクロ材料学まで、トポロジーに立脚した階層横断的な視点に立ち、計算ホモロジーなどを用いた数理計算材料学、次世代スーパーコンピュータによる材料シミュレーションの最適化やビッグデータ解析、宇宙での材料製造や極限環境下での材料開発を可能にする数理的計算実験や革新的な材料試験法など、材料学の先端的研究開発能力をもつ人材の教育と研究を行います。新たな価値観に基づく科学技術を創生し、未来に寄与できる研究者・専門技術者を養成する近年、現代社会を支える科学技術の領域は飛躍的に広がり、それに対応してそれぞれの領域は分化・深化してきました。そして、専門分野の発展とともに、新しい価値観の創造、新しい科学技術分野・学問分野の開拓が強く求められる時代を迎えました。未来に不可欠な科学技術分野を擁する当研究科は、どのような変化にも柔軟に対応し、新しい時代を切り拓き、地球社会に主体的に貢献できる研究者・高度専門技術者の養成を目指しています。理工学研究を二分するキーワードに基礎研究と応用研究がありますが、当研究科が掲げる「基幹理工学」とは、基礎研究のみを取り扱うものではなく、未来社会に向けてゆるぎない大きな幹となる科学技術を意味し、そこから派生する最先端研究や新分野開拓をも含んでいます。そして、真の意味で基幹となる科学の構築のために、「数学応用数理」「機械科学・航空宇宙」「電子物理システム学」「情報理工・情報通信」「表現工学」の5つの専攻を設置し、2019年4月には「材料科学」専攻を新設しました。現代社会を支える主要テクノロジーである情報、通信、機械、航空・宇宙、エレクトロニクス、物質・材料、エネルギー、アート・メディアに関する科学技術と、その根幹にある数学および両者の架け橋となる応用数理を軸として、多彩な研究・教育を展開しています。その特色は、専門分野やその関連分野を体系的に学べること、そして自らの専門分野の科学技術領域における位置を理解できること、また、工学・技術への応用に配慮した体験型学習を取り入れ、産業界との強力な連携を保ちながら独自の研究・教育を行っていることです。これらの研究・教育のなかで新しい時代に要請される研究領域を開拓し、先端研究に挑戦する能力を有する人材を養成します。[研究科DATA]西早稲田キャンパス修士課程昼間開講数学応用数理専攻 修士(工学)または修士(理学)    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 90名機械科学・航空宇宙専攻 修士(工学) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 115名電子物理システム学専攻 修士(工学)または修士(理学)    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45名情報理工・情報通信専攻 修士(工学) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 140名表現工学専攻 修士(工学) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45名材料科学専攻 修士(工学)または修士(理学)    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30名博士後期課程昼間開講数学応用数理専攻 博士(工学)または博士(理学)    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25名機械科学・航空宇宙専攻 博士(工学) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20名電子物理システム学専攻 博士(工学)または博士(理学)    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7名情報理工・情報通信専攻 博士(工学) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40名表現工学専攻 博士(工学) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8名材料科学専攻 博士(工学)または博士(理学)    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10名Tel. 03-5286-3808Graduate School of Fundamental Science and Engineering基幹理工学研究科数学応用数理専攻数学は、あらゆる学問のなかで最も普遍性と信頼性の高い分野であり、それ自身、興味ある研究対象として発展を続けてきました。同時に数学は、あらゆる科学研究の理論的基礎となり、技術を支え、コンピュータや自然科学から社会科学に至る人間の文化全般と深く関わり続けています。数学応用数理専攻の目的は、自然や社会における多様な局面に現れる諸問題を、数学的に研究すること、また逆に、そこから新しい数学を創り出すことにあります。数理論理学、代数学、幾何学、解析学、現象数理、計算数学、統計科学の7部門から構成され、知識や技術の修得にとどまらずに、物事の根源的な構造・由来を見抜き、解析を行う数理的思考力を育てることを目標としています。機械科学・航空宇宙専攻今後ますます産業界から期待される基礎技術の体系化を確立し、機械科学の洗練化および航空・宇宙分野への挑戦を続けながら、未来を切り拓く新規分野の開拓・創造を目標にしています。そのために、熱流体科学部門、力学系・応用数学部門、システム・環境エネルギー部門、材料設計・加工部門、機能設計・マイクロ工学部門を設置しています。各部門では、高度な教育と実験・理論研究を通して、指導的な役割を果たせる能力を養成しています。電子物理システム学専攻原子・分子を素材として、自己集積・自己組織化による高次構造形成、あるいは半導体微細加工技術によるナノメートルからマクロなサイズに至る各階層の構造体形成、ナノメートルサイズの固有の学理、電子や光を媒介とする機能発現、機能集積によるシステム化、という新しい学術分野を教育研究の対象とします。カリキュラムでは基礎物性分野、エレクトロニクス分野、フォトニクス分野、情報システム分野を設定、21世紀にふさわしい学理体系を構築していきます。40

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