情報化推進レター

早稲田大学の学生・教職員の皆様に情報化推進計画のお知らせを配信させていただきます 。

MNCの視点

大学ICT推進協議会(AXIES)2013年度 年次大会に参加しました

2013年12月18日から20日に幕張メッセで開催された、大学ICT推進協議会(AXIES)2013年度 年次大会において、メディアネットワークセンター、遠隔教育センター、(株)早稲田総研インターナショナルの合同で、「Waseda Vision 150における情報化の取組み」というテーマの出展を行いました。

AXIES年次大会とは、教育や研究にICT(情報通信技術)を活用して高度化するために、高等教育機関や学術研究機関が情報交換することを目的とした大会であり、毎年様々な教育IT関連企業や大学がブース展示を行い、ICT活用教育に関連したセミナーが開催されています。今年度は早稲田大学のほかにも多くの大学が出展を行い、大学の情報化や教育の現場で活用されているICTに関する情報を発信し、有意義な情報交換が行われました。

AXIES年次大会

早稲田大学では、2012年に発表した新たな大学の中長期計画「Waseda Vision 150」を支える情報化推進活動というテーマで、早稲田大学がこれまで取り組んできた「情報化推進プログラム」に基づいた情報化推進の歴史、現在取り組んでいるICT活用教育事例の紹介、創立150周年となる2032年に向けたさらなる情報化推進の構想に関する展示を行いました。具体的には、ICTを語学学習に活用したスマートフォン向けアプリ「World Englishes」や、早稲田大学の広報アプリ「WASEDA Mobile」などを、実際にiPadを展示して来場者の方に使用していただき、早稲田大学の取り組みを体験していただきました。

早稲田大学の情報化の特徴は、大学教育の中枢を担う教務部内に設置された情報企画課が主導し、全学的なICT整備を一括して担っていることです。インフラ整備やICT活用教育環境を等しく全学生・全教職員に対して提供していることについて、またその規模や実施体制について、多くの来場者が関心を抱いていました。また、最近の取り組みでは、ICTを授業の中で活用している先生方を表彰し、Good Practiceを共有するための表彰制度「WASEDA e-Teaching Award」も、多くの企業や他大学から注目を集めていました。「優れたICTを大学に導入しても、それを普及させ先生方に使用していただくのは簡単なことではない」という課題を持つ大学関係者に、特に興味を持っていただけたようでした。ICT活用教育事例を大学が表彰し、学内外へGood Practiceとして発信する「WASEDA e-Teaching Award」は、そういった課題に対する一つの効果的なアプローチとして、「教員の優れた教育事例を、大学が発掘し、共有しようとする試みは画期的だ。」という感想が来場者から多く聞かれました。

企業の展示ブースでは大学向けの様々なサービスについて展示をしていました。早稲田大学のCourse N@viのようなLearning Management System(LMS)、大学の授業をインターネットを使って世界に発信する技術、一方的な講義形式の授業ではなく、双方向型の授業を実現するための展示などが多くありました。大きな傾向としては、大学外での学びをサポートしつつ、大学内の授業の双方向性を促進させるような技術が今、注目されているようでした。

大学の学びの環境がICTによってこれからも大きく変化していくことを改めて実感した大会でした。こういった動きに遅れを取ることがないよう、これからも最適なICT育環境を提供していくよう努めます。

 展示内容
1 早稲田大学のICT紹介ビデオ上映
2 サイバーセキュアキャンパス 次世代の大学のポータルサイト
WASEDA Mobile(スマートフォンアプリ)
22号館コンピュータルームのリニューアル
3 教育支援システム World Englishes(語学学習アプリ)
電子教材デモンストレーション
Waseda-net Commonsデモンストレーション
4 WASEDA e-Teaching Award
5 情報化推進N@vi(冊子)
6 Waseda Vision 150パンフレット(冊子)
7Campus Now(冊子)
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