情報化推進レター

早稲田大学の学生・教職員の皆様に情報化推進計画のお知らせを配信させていただきます 。

特集

「2011年度情報環境利用アンケート」の実施について

本学では、2006年度より「第2次情報化推進プログラム(2006-2014)」を策定し、教育研究の充実を目的とする情報環境整備を推進しています。その活動の一環として、利用者のご意見を今後の整備に反映することを目指し、学生、教員、職員の皆さんを対象としたアンケート調査を毎年実施しています。

ここでは、2011年11月に実施した「2011年度情報環境利用アンケート」についてご紹介します。

アンケートの概要

(1)実施概要

実施期間:
2011年11月15日(火)~11月28日(月)17:00
実施方法:
Waseda-netポータルのアンケート機能。
対象者数:
学生(61,663名)、教員(5,464名)、職員(4,899名)
回答の概要

回答数は、合計で4,144名(学生:3,422名、教員:329名、職員:392名)、回答率5.75%でした。ここでは、学生の回答結果から抜粋して報告します。

(1)学生回答者内訳

回答者の内訳を、学部・大学院ごとの学年別にみると、学年が進むごとに徐々に回答者数が減っていることがわかります。学部大学院別回答者数では、ほぼすべての箇所の学生から回答がありました。

グラフ入学年度別の回答者数
図1.入学年度別の回答者数
 
表1.学部大学院別の回答者数
箇所
回答数
箇所
回答数
政治経済学部
253
人間科学研究科
24
法学部
162
社会科学研究科
13
第一文学部
5
アジア太平洋研究科
22
第二文学部
1
国際情報通信研究科
18
教育学部
290
日本語教育研究科
12
商学部
177
情報生産システム研究科
59
理工学部
6
公共経営研究科
7
社会科学部
177
ファイナンス研究科
23
人間科学部
150
法務研究科
38
人間科学部(通信教育課程)
72
会計研究科
15
スポーツ科学部
80
スポーツ科学研究科
22
国際教養学部
166
基幹理工学研究科
51
文化構想学部
329
創造理工学研究科
47
文学部
268
先進理工学研究科
72
基幹理工学部
263
環境・エネルギー研究科
6
創造理工学部
165
教職研究科
9
先進理工学部
169
日本語専修過程
16
政治学研究科
27
留学センター
3
経済学研究科
29
高等学院
17
法学研究科
16
本庄高等学院
14
文学研究科
56
高等学院中等部
2
商学研究科
44
芸術学校
2
教育学研究科
24
オープン教育センター
1

(2)学生回答結果分析

満足度分析(詳細は末尾の囲み記事を参照してください)の結果は図2のとおりとなりました。「継続して満足度を維持すべき項目(図の第一象限)」と、「改善により満足度向上への効果が大きいと思われる項目(図の第四象限)」について、主なものをピックアップしています。

満足度分析の結果
図2.満足度分析の結果
回答へのコメント

ここでは、自由記述回答の中からいくつか抜粋し、コメントと共にご紹介します。

分類 アンケート回答
(自由記述)
MNCコメント
インフラ環境(端末室、ネットワーク、AV施設)(共通端末室に対して今後期待することは)
  • PhotoshopやIllustratorなど、画像編集ソフトを導入して欲しい
PhotoshopやIllustratorなどの画像編集ソフトは、一部の教室で導入をしています。どの教室に導入されているかは、「コンピュータルームガイド」にある次のページから検索をしてみてください。アプリケーションごとに導入状況を検索することができます。
ITサービスナビ > コンピュータールームガイド > ソフトウエア検索
  • 共通端末室のスペックを増強して欲しい。PCそのものの性能UPをしてほしい
コンピュータルームのPCについては、更新時期(導入後約5年)を迎えたものから順番に行っています。更新時期直前など、比較的スペックが低い場合がありますが、ご容赦いただければと思います。
2011年度は以下のコンピュータルームの更新を行いました。ご参考になさってください。
4号館 303、307
8号館 313、408-410、413
11号館 101(頂新国際グループ記念学生読書室)
14号館 210-2
16号館 510
19号館 513、811-812(アジア太平洋図書室)
24号館 A、B、C、Eルーム
26号館 1201
34号館 356、357
36号館 MM1、MM2、2階ラウンジ
201-46号館 N104、N159(コンピュータ実習室2)、N162(語学ラボ)
  • ブラウザにChromeを入れるなど、一昔前のスタンダードスペックから脱出してほしい。
コンピュータルームのPCにインストールするソフトウェアについては、毎年見直しを行いながら更改をしております。いただいたご意見を参考にさせていただきます。
なお、Google Chromeについては一部のコンピュータルームで導入しています。「コンピュータルームガイド」にある次のページから検索をしてみてください。アプリケーションごとに導入状況を検索することができます。
ITサービスナビ > コンピュータールームガイド > ソフトウエア検索
  • プリンターが少なすぎるので増やしてほしい。いつも並んでいる。
コンピュータルームの更新時期に合わせ、利用状況などを見ながら導入台数を検討していますが、時期によっては並んでしまうこともあると思います。
なお、比較的混雑せず、利用しやすいコンピュータルームもあります。以下のWebサイトをご参照の上、利用状況を照会しながら他のコンピュータルームでの利用もご検討ください。
ITサービスナビ > コンピュータールームガイド
  • 話しながらパソコンを使いたい
本学では、ディスカッションしながらグループ学習ができるように「グループ学習室」の整備を進めています。22号館や24号館、図書館など、いくつかありますので、以下Webサイトをご参照ください。なお、利用にあたっては予約が必要になりますのでご注意ください。
メディアネットワークセンター > 情報環境利用案内 > 22号館グループ学習室について
メディアネットワークセンター > 情報環境利用案内 > 共同学習室について(24号館5階Aルーム)
早稲田大学図書館 > 図書館読書室 > 中央図書館 > グループ学習室
学生部 学生生活課 > 課外活動WebSite > 2号館グループ学習室・自習室
(端末室以外の教室のAV設備について)
  • 故障なのかは分からないが、教室によってプロジェクタの表示が鮮明でなく、字が著しく認識できないものがあった。 マイクのハウリングを改善してほしい。
ご不便おかけし、申し訳ありません。教室のAV設備については、導入後年数が経過し、更新時期を迎えたものから順番に更新をしています。故障等については、これとは別に早急に対応をしています。不具合に気付いた場合は、以下のWebサイトにある連絡先に一報をお願いします。より早急に対応できますので、とても助かります。
ITサービスナビ > 教室機器環境
  • (端末室以外の教室のAV設備) 利便性を考えて設置されていない場合がある。 たとえば、一部の席からは、死角になり、プロジェクターが見づらい(あるいは見えない)。
  • (教室のAV設備について、)私よりは先生の方々が使い方に難しさを感じていると思います。 それが授業にかかわるので、学生にも影響が及びます。
教員には、『情報環境利用案内』という冊子を配付し教室AV機器操作方法の紹介をしている他、年度初めにAV機器の操作方法に関する説明会などを行っています。2012年度からは、14号館マルチメディア支援室にて、個別にAV機器の操作に関する相談を行っています。詳細は以下に記載した「教室AV機器の利用相談窓口」のwebサイトから確認ができます。
ITサービスナビ > 機器・ソフトウエア・施設利用 > 教室AV機器の利用相談窓口
各種システム(ポータル、メール、Course [email protected]、研究支援、科目登録、Waseda-netポータル、Course N@viなどで追加して欲しい機能)
  • スケジュールを管理できて、さらに携帯、スマートフォンに指定した日時にお知らせメールが配信されるサービス。
携帯電話や、スマートフォン、携帯タブレットなどのモバイル機器に対するシステム対応要望を数多くいただいています。Waseda-netポータルはじめ各種システムのモバイル機器対応の検討を進め、順次対応を行う予定です。
  • スマートフォンでオンデマンド講義が受けられたらすばらしいと思う。スマートフォンやアンドロイドでの対応ができるようにしてほしい。
  • 毎回パスワード等を入力するのが面倒。
自宅などで多数の人が共用するパソコンでも、安心して利用できるように、Waseda-netポータルは毎回認証ログインを行うようにしています。
  • 新しい機能の設定ではなく、軽量化、そして使いやすくしてほしい。
  • 新しい機能を導入することでますます重くなってしまうのは勘弁して欲しい。
より多くの授業形態をサポートし、様々な要望に応えるために機能拡張を行っていますが、立ち上げ時などに"重く"感じると多くの意見をいただいています。そのため、画面表示速度を優先し、一部の機能を省略したモード(簡易版)を用意しています。こちらも合わせて活用ください。
Course [email protected]利用マニュアル 03-02-02.簡易版について
IT教育(MNC設置情報関連科目) (早稲田大学情報環境の活用(アカデミックリテラシー)について)
  • このような授業を受講しなくても、必要なときに情報環境を利用することの繰り返しで慣れていきたいと思っています。
もちろん実際に情報環境を利用しながら理解していくこともできますが、予め知識として知っておくことも重要です。最近多くなっているネットワーク上のトラブルについても、知っていれば回避できるものが多数あります。
この科目では単なるアプリケーションソフトの利用ではなく、
・オンラインジャーナルやデータベースの活用方法
・図書館を含む情報環境を活用したレポート作成
・情報発信能力
・著作権法
・情報倫理
といった知識や作法を実際の情報環境を活用して身につけることができます。
シラバスを確認いただき、興味があればぜひ履修してみてください。
MNC 2012年度科目一覧表
  • 1年生のときに受講したいと思ったが、選外になってしまった。当時は受講したかったが、2年生以上になってまで受講する気にはならなかったため。
早稲田大学では、適正な授業環境を保つために定員を設けています。そのため、1年生の時にはご希望に添えず、大変申し訳ありませんでした。
この科目では「情報環境において、アカデミックな世界に共通する基礎的な技法や作法、特に論文作成に関する基礎知識を、演習を通じて効率的に身につけてもらう」ことを主眼に開講されています。なお、"基礎的な"と書きましたが、むしろ2年生以上になって、論文作成の機会が増えると思いますので、シラバスを確認いただき、ぜひ履修してみてください。
MNC2012年度科目一覧表
全体
  • 無線LANのアクセスポイントを増やしてください。特に14号館地下1階の、教育学部学生読書室に無線LANがないのがとても不便に感じます。
    さらに古い校舎はアクセスポイントが少なすぎると思います。
    よろしくお願いします。
    また、WPA2 AES方式の無線LANが使えるようになってとても便利になりました。ありがとうございます。
新しい認証方式(802.1X)の無線LANについて、便利にお使いいただいているとのこと、ありがとうございます。こちらは2011年9月26日にサービスを開始しております。
無線LANのアクセスポイントについては、順次拡張していく方針です。設置状況については、以下のWebサイトを随時更新しますので、ご確認ください。
ITサービスナビ > ネットワーク利用案内 > 無線LAN接続
  • 大学の情報環境は非常によく整備されていると思いますが、多すぎて何があるのかよくわかりません。実際、このアンケートを受けてみて、知らないシステムがあったので驚いています。おそらく私のような学生がたくさんいると思いますので、これらのシステムの存在をよりアピールしたほうが良いと思います。
本アンケートを通して、「こんなシステムがあることを初めて知った」「知らなかったが使ってみたい」といったご感想も多数いただきました。早稲田大学では、非常に多くのシステムサービスが存在します。より多くの人にいろいろなサービスを利用いただくためにも、引き続き広報活動を行うとともに、Waseda-netポータルのメニュー改善などを含めて検討したいと思います。
今後の予定

回答いただいた内容を元に、すぐに改善できる部分は改善を行うとともに、毎年のアクションプランや、中期的な情報化推進プログラムに反映するなど、計画的に対応を進めていきます。

今年度も同様のアンケートを実施する予定ですので、ぜひご協力をお願いします。

【参考】満足度調査とは

アンケート設問に (a)本学の情報環境全般に対する満足度(総合満足度)と、(b)Waseda-netポータルやCourse [email protected]、MNCが提供する授業など、具体的な各項目に対する満足度、の二種類を設け、それらの相関関係を調べることで優先的に対応すべき事項等を抽出する手法です。具体的な抽出方法については、以下をご参照ください。

■ 改善項目の抽出方法について

  • 総合満足度(a)と各項目の満足度(b)を求める。
  • (a)(b)間の相関関係から、独立係数を求め、その偏差値を算出する。
    =(c)
  • (b)の満足率を求め、その偏差値を算出する。=(d)
  • (c)を横軸、(d)を縦軸に取り、プロットする
  • 独立係数偏差値が高く(=全体の満足度に与える影響が大きい)、満足率偏差値が高い項目について「継続して満足度を維持すべき」項目として洗い出す(図3の第一象限)。
  • 独立係数偏差値が高く、満足率偏差値が低い項目について「改善により満足度向上への効果が大きいと思われる項目」として洗い出す(図3の第四象限)。
満足度の分析方法について
図3.満足度の分析方法について
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