情報化推進レター

早稲田大学の学生・教職員の皆様に情報化推進計画のお知らせを配信させていただきます 。

MNCの視点

デジタルキャンパスコンソーシアム海外視察調査報告

デジタルキャンパスコンソーシアム(以下、DCC)は、会員企業23社の協力のもと、1999年より情報ネットワークを基盤とした新しい教育方法の実現を目指し、様々な活動を行ってきました。その一環として、例年アジア各国の教育機関、企業における先進的な取り組みについて視察調査を実施しています。

2011年度は、「遠隔教育」への取り組みをはじめとしたICTの教育活用状況および高度な科学技術の発展に支えられた産業開発支援状況での調査を目的とし、シンガポールの教育機関や研究拠点等を訪問しました。

教育機関としては、早稲田大学とダブルディグリープログラムや共同授業等で関係の深い、ナンヤン工科大学とシンガポール国立大学を訪問しました。

ナンヤン工科大学では、集中管理室で学生アルバイトが遠隔操作により教室授業を収録している様子が印象的でした。収録したコンテンツはPCやスマートフォンで視聴可能で、復習用として活用することで効果を発揮しているとのことでした。また、この取り組みにより、授業公開に基づいた相互評価を生み、授業の質向上にも貢献していることや、収録を行う学生に対するスチューデントジョブの提供といった効果も生んでいることが分かりました。

講義収録・編集室の様子 撮影スタジオの様子
【講義収録・編集室の様子】 【撮影スタジオの様子】

シンガポール国立大学では、2011年春にオープンしたばかりの学生寮と学習環境を統合した施設、University Townを見学しました。施設内のいたるところに無線LANと電源があり、学生がPC片手に真剣に学習している様子や、ディスカッションやグループ学習などを中心とする Project Based Learning を意識した施設の構成が印象的でした。また、教授法や学習法の開発支援を行っているセンターを訪問し、全教員を対象とした教育開発プログラムや授業評価、教員のモチベーション向上のための表彰制度などの先進的な取り組みについて学び、活発な意見交換を行いました。

University Town内の様子 質疑応答の様子
【University Town内の様子】 【質疑応答の様子】

企業・研究施設では、Fusionopolis & Biopolisを訪問しました。Fusionopolis は、情報通信、メディア、物理化学・工学の分野におけるシンガポールの研究開発の中心として、Biopolisはシンガポール経済の重要な柱である生物医科学の発展を目指し設立された研究施設です。 国の施設だけでなく各国の企業の研究室もあり、2000人以上の科学者、研究者、技術者などが集まっています。シンガポール科学技術研究庁が推進している先進的な研究やIT技術の活用事例等を見学し、政府の強いリーダシップにより高度な科学技術の発展が実現されていることが分かりました。

Fusionopolis&Biopolis建物内の様子
【Fusionopolis&Biopolis建物内の様子】 【Fusionworld施設内】

今回の視察を通して、教育や産業開発へのICT活用に対する多くの示唆を得るとともに、参加した会員企業関係者と大学関係者の親交を深めることもできました。今後もDCC会員企業と早稲田大学が力を合わせ、ICTを活用した新たな教育スタイルの実現を目指し、活動を続けていきます。

Copyright(C)Media Network Center, Waseda University. All rights reserved.