情報化推進レター

早稲田大学の学生・教職員の皆様に情報化推進計画のお知らせを配信させていただきます 。

特集

「2009年度情報環境利用アンケート」の実施について

本学では、2006年より「第2次情報化推進プログラム(2006-2014)」を策定し、教育研究の充実を目的とする情報環境整備を推進しています。その活動の一環として、利用者(学生、教員、職員)の意見を今後の計画に反映することを目指し、毎年アンケート調査を実施しています。

ここでは、2009年12月に実施した「2009年度情報環境利用アンケート」についてご紹介します。アンケートの結果は、情報企画課Webサイトに掲載していますので、こちらも併せてご覧ください。
http://www.waseda.jp/wits/

アンケートの概要
  1. 実施概要
    実施期間:2009年12月14日(月)10:00~12月22日(火)12:00
    実施方法:メールにて対象者に通知し、Web経由でアンケートの回答を実施。
    対象者数:学生(58,412名)、教員(4,903名)、職員(4,472名)
回答の概要
  1. 回答者数
    学生の箇所(学部、大学院)別の回答数は以下のとおりでした。
箇所(学部) 回答数 箇所(学部) 回答数 箇所(学部) 回答数
政経 256 人通 62 アジア研 20
法学 189 基幹 151 国情研 29
一文< 59 創造 104 日研 14
二文 24 先進 115 情シス研 43
教育 248< 政研 18 公共研 11
商学 198< 経研 14 ファイナンス研 28
理工 70 法研 9 法務研 54
社学 127 文研 43 会計研 10
人科 157 商研 39 スポーツ研 15
スポーツ 62 工研 2 基幹研 34
国際教養 128 教研 21 創造研 38
文構 212 人研 19 先進研 53
179 社学研 22 環エネ研 4

回答結果
満足度分析の結果は以下の図のとおりとなりました。「継続して満足度を維持する必要がある項目(図の第一象限)」と、「改善により全体の満足度向上に影響する可能性がある項目(図の第四象限)」について、主なものをピックアップしています。
満足度調査に関する詳細は文末を参照してください。

詳細は情報企画課Webサイトに掲載しています。こちらも併せてご覧ください。
     http://www.waseda.jp/wits/DATA/questionnaire-2009.html

回答へのコメント

また、今回のアンケートでは自由記述で回答をいただいた設問もありました。ここでは、その中からいくつかピックアップし、コメントと共にご紹介します。

アンケート分類 アンケート回答(自由記述) 回答へのMNCのコメント
学内共通端末室
  • 学生が利用可能なPCルームおよび基本利用可能時間の一覧を可能なら作成してほしい。もし作成しているなら、当該一覧の配布場所の通知をしてほしい。
  • 8号館の3つのPCルーム全部で授業が行われている時間があって困った。
  • 授業により利用できない時間・教室が固まっているため、不便な時がある。
  • PC室で授業が集中している日などがあって利用できないことが不便です。例としては八号館の四階のPC室で、木曜日はほとんどのPC室が五限目まであるので利用しづらいです。
コンピュータルームの一覧は、コンピュータルームガイドをご覧ください。また、携帯電話からも利用可能な端末室の空き状況照会機能もありますので、併せてご活用ください。
端末室の空き状況照会機能

学内共通端末室
  • もっといろんなところに台数を増やしてほしい。
  • ラウンジなどにもプリンタを置いてほしい。カラー対応してほしい。(有料でもいいので)
7号館の早稲田ポータルオフィスにはカラープリンタが設置されています。印刷は有料でコピーカードが必要となります。早稲田ポータルオフィスではコピーカードを販売していないため、図書館等で購入してください。また、早稲田大学のコピーカードのみ使用可能であり、大学生協のコピーカードは使用できませんのでご注意ください。
Waseda-netポータル
  • 非常時(台風の時など)に、Waseda-netポータルやHPになかなかつながらないことがあった。
2009年10月の台風接近時には、一定の時間帯に、大量アクセスが集中したために、Waseda-netポータルにログインし難い状況が発生してしまい、皆様にご迷惑をお掛けしました。
今後、台風などの影響により、大学からの緊急告知が必要となった場合には、携帯サイトを含めた複数のWebサイトから情報提供を行うことにしました。
緊急告知サイトは以下になります。
緊急告知サイト
携帯サイトはブックマークしておくことをおススメします。
(携帯サイト)

Course N@vi
  • 携帯電話などでも利用できるようにしてほしい。
すべての機能を携帯端末向けに提供することは難しい面がありますが、携帯端末から利用できることにより利便性が著しく向上する機能について段階的に対応を進める方向で検討しています。
Web科目登録
  • 学籍番号別で自分が前半の時、登録時間が過ぎてしまい登録できなかった。
システムの利用集中を避けるため、2009年度秋学期の科目登録までは、学籍番号の末尾による利用制限を行っており、ご不便をおかけしました。サーバの性能改善を行い、2010年度からは学籍番号末尾による利用制限は行っておりません。

ここに掲載したもの以外にも、情報企画課Webサイトに掲載していますので、こちらも併せてご覧ください。

今後の予定

回答いただいた内容を元に、すぐに改善できる部分は改善を行い、その他の部分は、中期的な情報化推進プログラムや毎年のアクションプランの作成に反映をするなど、計画的に対応を進めていきます。

今年度も同様のアンケートを実施する予定ですので、ぜひご協力をお願いします。

満足度調査とは
満足度調査とは、アンケート設問に (a)本学の情報環境全般に対する満足度(総合満足度)と、(b)Waseda-netポータルやCourse N@vi、MNCが提供する授業など、具体的な各項目に対する満足度、の二種類を設け、それらの相関関係を調べることで優先的に対応すべき事項等を抽出する手法です。具体的な抽出方法については、以下の囲み記事をご参照ください。

改善項目の抽出方法について

  • 総合満足度(a)と各項目の満足度(b)を求める。
  • (a)(b)間の相関関係から、独立係数を求め、その偏差値を算出する。(c)
  • (b)の満足率を求め、その偏差値を算出する。(d)
  • (c)(d)をプロットする
  • 独立係数偏差値が高く(=全体の満足度に与える影響が大きい)、満足率偏差値が高い項目について「継続して満足度を維持する必要がある」項目として洗い出す(図の第一象限)。
  • 独立係数偏差値が高く、満足率偏差値が低い項目について「改善により全体の満足度向上に影響する可能性がある項目」として洗い出す(図の第四象限)。
図.満足度の分析方法について
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