情報化推進レター

早稲田大学の学生・教職員の皆様に情報化推進計画のお知らせを配信させていただきます 。

巻末コラム

iTunes Uリリースについて

iTunes Uとは

iTunes Uとは、全世界で多くの利用者をもつ音楽/動画のインターネット販売システム「iTunes Store」の中に大学専用のエリアを設け、各大学が提供する講義コンテンツ、広報宣伝用コンテンツ等を無料で配信する仕組みです。Podcastを利用した配信であるためiPodやその他の携帯音楽プレイヤーで視聴することが可能となります。2009年6月現在18カ国、700校が参加し、175,000以上のコンテンツが配信されています。

米国ではスタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、デューク大学、マサチューセッツ工科大学といった名門校が参加しております。例えばハーバード大学では、名物講義である政治学のマイケル・サンデル教授の授業なども配信されています。

iTunes U導入のメリットは、情報発信用のチャネルとして活用することです。特に海外へ向けた発信チャネルとして有効です。また、携帯端末向けコンテンツ配信のプラットフォームとしても有効に活用することが期待されています。

iTunes Uの日本での取り組み

このような世界の流れを受け、2010年8月25日に日本からも4大学がiTunes Uに新たに参加しました。具体的には、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)、東京大学、明治大学、早稲田大学がiTunes Uに各大学のページを開設しました。

各校の内容ですが、東京大学は「東大 Podcasts」で公開してきた講義を、明治大学は森川嘉一郎准教授による秋葉原とオタクに関する講義などを、慶応義塾大学SFCは村井純教授などによる講義「インターネット2010」を配信するなど、各大学が特色ある講義を配信しています。

早稲田大学の公開コンテンツ

早稲田大学は、高校生・受験生向けの入試広報サイト「大学体験Webサイト」で既に公開されている動画コンテンツを中心に配信を開始しました。2010年11月25日現在、122のコンテンツが視聴可能です。

具体的には、学部・学科紹介、模擬講義、在学生紹介ビデオ(カレイドスコープ)、学内イベント情報(早稲田祭)などの広報用動画コンテンツです。

今後の展望

これまで述べたように、まずは広報用の公開コンテンツを対象に配信を行っていきますが、現状すでに、学部ごとの公開数に差異があるなど課題もあります。2010年度後期は、模擬講義を中心に公開コンテンツの拡充を行っていく計画です。

また、今後はiTunes U専用のコンテンツの拡充や、モバイル向けサービスのプラットフォームとしての利用についても検討を進める予定です。

関連サイト

iTunes U 早稲田大学サイト: http://www.waseda.jp/dlc/itunes-u/
※ご覧いただくには、ご利用のPCに iTunes ソフトウェアがインストールされている必要があります。

【iTunes U 早稲田大学】 【iPhone / iPod Touch での
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