情報化推進レター

早稲田大学の学生・教職員の皆様に情報化推進計画のお知らせを配信させていただきます 。

MNCの視点

大学情報系職員の人材交流

2006年より、東京の私立大学6校(慶応義塾、中央、法政、明治、立教、早稲田)の情報システムに関係する部署が集まり、大学情報サミットと銘打った活動を行っています。今回は大学情報サミットの活動のうち、2007年7月に実施した職員の人材交流プログラムについてご紹介します。

1.人材交流プログラムの実施

大学職員の人材交流は、情報部門の共通課題でもある人材育成を効果的に行うために、共通の教育プログラム作成を最終目標としたプロジェクト活動の第一歩にあたります。他大学の実際の現場に身を置いて各大学の取り組み内容を直に見聞きすることは、新しい視点を拓くチャンスになるだけではなく、各大学の職員間で問題点の共通認識を持つことにも繋がります。

そして、2007年7月に初めての人材交流プログラムが実施され、明治大学の職員4名を早稲田大学に迎えることになりました。

明治大学職員には、早稲田大学の取り組みを紹介し、早稲田ポータルオフィス、図書館、学生端末室、オンデマンド授業を撮影するスタジオ設備など各施設の見学を行い、早稲田の良い点・悪い点さらには明治大学との比較などについて深い議論を行いました。

また、今年10月には、早稲田職員が明治大学で人材交流プログラムを行う予定になっています。早稲田大学と明治大学では、学生の交流は非常に活発に行われていますが、これからは職員同士の交流も活発に行われるようになっていきます。さらに、今後は早稲田・明治だけではなく、各大学で職員交流を実施する予定になっています。

【早稲田大学の情報環境について説明を受ける明治大学職員】
2.早稲田大学の特色は?

今回早稲田大学に訪れた明治大学職員が特に興味を持っていた点は、大学関連会社の活用についてです。

早稲田大学は、早稲田総研インターナショナルなど関連会社の力を活用して、大学の情報化を推進しています。より専門的で高度な能力が必要とされる分野については、外部のノウハウを導入しやすくするために関連会社の活用は有効な手段の一つだと言えます。

3.人材交流から人材育成へ

今年度の取り組みは、職員の人材交流がメインとなっています。今後も様々な形で人材交流を進めていくことになりますが、同時に情報システムに関係する職員のスキルアップ・キャリアアップに繋がるような人材育成へ発展していくことを期待しています。

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