教育・研究機関で想定される事例

事例

授業等で学生が学習成果発表のため、Webコンテンツを作成したが、そのコンテンツ中に以下に示す問題部分が発見された。

  • 他の著作物から引用した部分と作成者自ら記述した部分が区別されていない。
  • 他のWebサイトのコンテンツ等からの文章をほぼそのままの状態(引用の範囲を超えている)で掲載。
  • 著名な写真家などの写真も掲載されていたが、出典が明記されていない。
  • 他の著作物を掲載(複製)する際、著作権者の許諾を得ていない。

本事例は著作権法第21条、第23条、第32条ならびに第48条に抵触するため配信停止の措置が必要となる。

著作権法違反となる理由

引用に関しては、著作権法第32条第1項にて、「発表用資料やレポートの中で他人の作品を「引用」して利用する場合は著作権者の許諾なしに利用できる」としているが、下記条件を満たす必要がある。

  1. 他人の著作物を引用する必然性があること
  2. 自分の著作物と引用部分が区別されていること
  3. 自分の著作物と引用する著作物の主従関係が明確であること(自分の著作物が主体であること)
  4. 引用した著作物の出所が明示されていること。(第48条)

本事例の場合2.3.4.の条件に合致していないため、著作権法違反となる。また、著作物の複製を利用する際は、調査・研究の目的であっても、インターネットのWebコンテンツなど不特定多数の者への公開を目的とする場合、著作物は第21条(複製権)、第23条1項(公衆送信権)により著作権者の許諾を得る手続きが必要となる。

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