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早稲田大学大学院法務研究科では、東京専門学校以来の伝統ある模擬裁判を、専門職法学教育の重要なカリキュラムの一つと位置づけ、民事と刑事の模擬裁判を用意して、積極的に取り組んでいます。「民事模擬裁判」は元裁判官教員と弁護士教員が、「刑事模擬裁判」は元裁判官教員・派遣検察官教員・弁護士教員に加えて研究者教員が、合同で担当しています。模擬裁判は、創作した事件記録をもとに、学生が訴訟代理人、裁判官、検察官、弁護人の役割を分担し、実際の訴訟手続とまったく同様に事実認定や判決書など法律文書の作成、尋問や訴訟指揮を行います。裁判実務の実際を学修し、理論学修だけでは掴めない手続や知識を確認する貴重な場となります。また、複数の法科大学院で教材を共同利用するPSIMプロジェクトに参加し、多数の記録教材や映像教材を作成し提供しています。
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これからの時代に求められる法的問題解決の手法は、訴訟や裁判だけではなくますます多様に広がっていきます。当研究科では、「民事訴訟実務の基礎」や「刑事訴訟実務の基礎」などの実務系科目においては問題の発見から解決まで、より実践的な学修ができる形を整えています。また「行政紛争特別講義」「国際取引紛争処理演習」「著作権等紛争処理法」などの多様な紛争処理方法に関わる科目をはじめ、「民事弁護実務」などにおいても当事者・関係者からの聞き取りや事実調査、争議調停・交渉といった口頭や文書によるコミュニケーション・説得能力を、多様な演習やロールプレイを含むさまざまな体験的な手法で高め大きな成果を上げています。
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さらに当研究科では、新司法制度として2009年に始った裁判員制度を見据え、学生が自ら企画した「裁判員模擬裁判」や、「創立125周年記念裁判員模擬裁判」等をこれまで実施してきました。市民の司法参加、より国民に身近な裁判をめざしたこの制度施行に、将来実際に直面することになる学生が、早稲田近隣の商店街の方々の協力を得て開いた模擬裁判は、その評議の模様や裁判員役の感想が新聞やTVなどで取り上げられ大きな注目を集めました。この試みは、当研究科の学生や教員が、地域や市民と深く関わりながら、より良い法社会を創造していくことの重要性を再認識する意義深い学修であるといえます。単に法知識を学ぶだけでなく、広く社会と関係し市民に貢献できる優れた専門家の養成をめざして。早稲田大学大学院法務研究科が掲げる「挑戦する法曹」は、学生と教員、関係者が、協力し合いながら築き上げていく、こうした実践的な学修の一つひとつから育成されていきます。

















































