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1998年9月に早稲田大学教育総合研究所が開設されて以来、早く
も一紀十二年の歳月が積み重ねられてきました。前身となる教育総
合研究室が産声をあげた1986年4月から起算すれば、まさに25年に
垂んとする月日を歩んできたことになります。
この四半世紀の間に、いかなるプログラムが企画・開催され、学
内外のいかに多くの方々がプロジェクトに参画されて、箇所の事業
が推進されてきたか。大学付置の研究所として全学的な人知に支
えられて展開してきた研究活動とその成果は、『所報』『早稲田教
育評論』『早稲田教育叢書』などの刊 行物に蓄積されているとお
りです。とりわけ研究部会や講演会やシンポジウムが果たしてきた
啓蒙的な役割は計り知ることができません。
新たな四半世紀を迎えて、これまで成長してきた根幹にいかなる
枝葉を生い茂らせるか。そもそも「教育」とは多様な意味概念を含
んだ語といわざるを得ません。その教え育むという行為は、人間
形成という広義の意味はもとより、学校教育、家庭教育、社会教
育、生涯教育、企業内教育などの個別的な意味範疇をもっていま
す。かつ「総合」の語もまた大いに含蓄に富むようです。包括的な
意味を含めて、まさに多岐多様な学内外の英知を集積する回路と
して変幻自在に機能しているように思われてなりません。
今日、「教育」という間口の広い多様な対象にさまざまな問いか
けが発せられています。本研究所は、教職課程を含む大学の教学環
境から、教育の実 践の場との連携を重視しつつ、国際的交流をも
視野に入れて諸課題に取り組んでいきます。巨視的な視点に立った
テーマの設定と専門性に支えられた斬 新な提言が発信し得るよ
う、多くの方々のご支援、ご理解、そしてご協働をお願いする次第
です。
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