
|
本格的な法学研究者をめざすには、法の基本概念に関する学識を得なければなりません。
法概念は、豊かな思想内容に裏打ちされているのであり、その概念の生成の歴史を思想史の中に位置づけて理解することが必要です。
当プログラムは、このような法学研究の基礎
を構築するための一助として、主に博士前期課程の学生を対象としたオムニバス講義を実施し、テキストを作成します。 |
●オムニバス講義 「法と権利」
2010年度後期
コーディネー
ター
今関 源成
|
「法」と「権利」は、今日、表裏のものとして理解され、法は権利を保障するた
めに設定されるルールとして理解されることが一般的である。しかし、常に「権利」概念を中心に法が観念されてきたわけではない。権利
概念に固有の「権利論的思考」というものがあるとすれば、それはどのような歴史的背景をもって成立したのであろうか。また、それは、どのような特徴を持っ
ているのであろうか。このような問題は、法学・法律学の研究を行うにあたって考えておかなければならない事柄の一つである。
この授業では、「権利」を多角的に検討することを通じて、「権利」概念の可能性と限界を探ってみたい。様々な法分野において、新たな社会的要求が「権利」
として観念されるためにはどのような条件を満たすことが必要とされているのか、「権利」の限界はどのように画されるのか、「権利」の制約を正当化する「公
共の福祉」や「公序」といった観念はどのように把握されるべきなのか等々の検討を通じて、法の世界において「権利」概念が果たす機能を考察してみたい。
|
|
2010
年度 後期
|
内
容 担当者 |
|
総 論 |
|
▶
第1回 |
▶
2010/9/29 |
客観法と主観的権利(自然法から自然権へetc.)
|
▶
笹倉 秀夫 |
|
▶
第2回 |
▶
2010/10/6B |
権利の生成(1) 平和的生存権
|
▶
水島 朝穂 |
|
▶
第3回 |
▶
2010/10/13B |
権利の生成(2) 幸福追求権
|
▶
戸波 江ニ |
|
▶
第4回 |
▶
2010/10/20 |
権利の生成(3) 環境権
|
▶
淡路 剛久 |
|
権利の限界ないし制約 |
|
▶
第5回 |
▶
2010/10/27 |
権利濫用論
|
▶
浦川 道太郎 |
|
▶
第6回 |
▶
2010/11/10 |
権利と公共性(1)
|
▶
中島 徹 |
|
▶
第7回 |
▶
2010/11/17 |
権利と公共性(2)
|
▶
山野目 章夫 |
|
▶
第8回 |
▶
2010/11/24 |
権利論と裁量論
|
▶
岡田 正則 |
|
▶
第9回 |
▶
2010/12/1 |
自己決定権と生命倫理
|
▶
棚村 政行 |
|
各論 |
|
▶
第10回 |
▶
2010/12/8B |
社会保障の権利論
|
▶
菊池 馨実 |
|
▶
第11回 |
▶
2010/12/15 |
納税者の権利
|
▶
首藤 重幸 |
|
▶
第12回 |
▶
2010/12/22 |
加害者の権利と被害者の権利
|
▶
高橋 則夫 |
|
▶
第13回 |
▶
2011/1/12 |
女性の権利
|
▶
浅倉 むつ子 |
|
▶
第14回 |
▶
2011/1/19 |
訴訟法と権利
|
▶
上野 泰男 |
|
▶
第15回 |
▶
2011/1/26 |
国際法上の権利
|
▶
萬歳 寛之 |
|
※開講曜日時限は水曜日2時限とする。3時限の場合には一覧に記載。(表内ではBと
記載)
※変更の可能性もあります。掲示板等で休講の有無の確認をお願いいたします。
2010年度(前期)の内容
-------------------------------------------------------------------------------------------
→過
去のトピックス
|