コバルト酸鉛の合成に
世界で初めて成功し、
新規の電荷分布を発見

早稲田大学の研究グループは、神奈川科学技術アカデミーの酒井雄樹常勤研究員、東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所の東正樹教授、Runze Yu(ルンゼ ユウ)研究員、北條元(はじめ)助教(現九州大学准教授)、山本孟、西久保匠、服部雄一郎各大学院生らと共同で、ペロブスカイト型(用語1)酸化物コバルト酸鉛(PbCoO3)の合成に成功し、鉛とコバルトの両方が電荷秩序(用語2)を持った、「Pb2+0.25Pb4+0.75Co2+0.5Co3+0.5O3」 という他に例のない電荷分布が実現していることを発見しました。鉛とコバルトのエネルギー準位を制御することで特殊な電荷分布を実現、放射光X線と中性子 線を用いた研究で、電荷秩序構造を明らかにしました。電荷秩序が融解する際には超伝導や巨大磁気抵抗効果が発現することが多く、今後PbCoO3を改質することで、こうした現象が起きることが期待されます。

研究成果は3月15日の米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society」オンライン版に掲載されました。

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