学校法人早稲田大学(総長:白井克彦、以下早稲田大学)と日本電気株式会社(東京都港区 代表取締役 執行役員社長:矢野薫、以下NEC)は、NEC・早稲田プロフェッショナルズ・ワークショップ「ITで実現 ~「もっと便利に」をソフトウェアで~」を共同で実施しました。今回、NECが学生を開発のパートナーに選んだ理由は、企業や社会とは違った独自の視点を持っている学生に、新しいサービスやソリューションを提案してもらうことで、将来の可能性について模索しようとしたためです。
早稲田大学学内の公募で選ばれた11人の学生は、実際のシステム開発に必要な基礎の知識を学んだ後、NECのプロフェッショナルとともに、「「モバイル Suica」(注)をもっと便利に。利用者増加のための新機能提案を!」という提案に取り組みました。その成果の最終発表会が、9月26日にNEC本社にて行われました。
学生の発表の後、早稲田大学白井克彦総長・東日本旅客鉄道株式会社山田肇次長・NEC交通システム中山明事業部長は学生の提案に対して、「学生ならではの視点で斬新な提案である」「発想の転換がユニークである」「良く考えられたビジネスモデルである」「それぞれの切り口が違っていて興味深い」等のコメントをし、学生とNEC両者にとって有意義なワークショップとなりました。
今回のワークショップを通して、学生は、実際に社会で働いているプロフェッショナルから知識や技術を学ぶと共に、現実にある課題を自分たちで思考し、解決の糸口についての提案をエグゼクティブの目の前で行うことを体験しました。これは、普段の大学生活や講義では経験できないものであり、これから社会に出て行く学生にとって素晴らしい経験になりました。早稲田大学としては、来年以降も継続していく所存です。
(注)「モバイルSuica」は東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
■プロフェッショナルズ・ワークショップとは
プロフェッショナルズ・ワークショップとは、早稲田大学が『企業(社会人)と大学が共通する1つの目的をもってプロジェクトを遂行する』という目的を持ち、2007年8月より始まった産学連携の新しい形を目指した取組みです。大学の資産(学生・校友ネットワーク・研究活動等)を企業活動に取り込みながら、学生と企業のプロフェッショナルたち両者でワークショップを立ち上げ、グループワークを行いながらプロジェクトを遂行していきます。運営は早稲田大学の若手職員が中心となって行い、時にはオブザーバーとして早稲田大学の教員が参加するなど、「社会(企業・校友)・学生・教員・職員」がそれぞれに関わり合う『四身一体』のプロジェクトだと言えます。
学生は、企業のプロフェッショナルたちとともに行う各種アクティビティを通じて、より実践的な仕事の知識や技術、社会人としてのコミュニケーション能力を身につけるとともに、提携企業の本質、「仕事というもの」の本質が理解できるようになります。
また、企業は学生に課題提供を行い、学生を指導しながら共に課題解決に取り組むことで、学生にしか思い付かない斬新で新鮮な発想を吸収することができます。更に、このワークショップを通じて、企業へのファン作りにも貢献していけると考えております。
初年度である2007年度は、早稲田大学と組織的連携に関する覚書を締結している日産自動車株式会社(社長:カルロス・ゴーンCEO)とワークショップを行い、各方面より高い評価をいただきました。2008年度は日本電気株式会社(NEC)の他に、日産自動車株式会社、ならびにANA総研とのワークショップも実施しております。
今後とも、より一層のプロフェッショナルズ・ワークショップの活発化を願い、早稲田大学は邁進していきます。