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プレスリリース

平成18年度文部科学省「科学技術振興調整費」に2件採択されました

2006年5月30日

 文部科学省が公募した「平成18年度 科学技術振興調整費」に、本学からは2件が採択されました。

  新映像技術ダイブイントゥザムービーの研究

  研究者養成のための男女平等プラン

 科学技術振興調整費の制度概要は、「総合科学技術会議の方針に沿って、人材の創造力発揮とイノベーション創出のための科学技術システム改革や国民のニーズ等に対応した戦略的研究開発の推進等を図る。」です。  採択された2件のうち、女性研究者支援モデル育成プログラムは、政策課題として研究機関(大学)が実行していくことが求められています。

■採択一覧

1.新映像技術ダイブイントゥザムービーの研究

プログラム分類重要課題解決型研究
課題番号課題2−1 デジタルコンテンツ創造等のための研究開発
提案課題名新映像技術ダイブイントゥザムービーの研究
研究代表者理工学術院 森島繁生
研究の目的・概要 本提案は、観客の全身像を取り込んで三次元CG 化し、元の映画と合成することにより、観客が役者に成り代わり映画を観賞すると同時に、没入感を体感共有するための映像技術等に関する研究開発を目的にしています。
 観客の顔画像に対してリアルタイムに実現している現状の技術が世界でも例がなく、内外で高い評価を得ていることと、本提案の研究開発が個人の特徴をもコンテンツ内に取り込むという斬新な発想に基づくコンテンツ創造であることから、設定課題の趣旨に整合しアミューズメント用映像コンテンツの国際競争力確保に結びつくことが期待されています。
内容 2005年、「愛・地球博」で具現化された初の技術である「フューチャーキャストシステム」は、参加者の顔のみを取り込み、映像として合成する技術です。一方、本提案は参加者の全身を映像として合成し、参加者全員が登場人物になりきって映画を観賞すると同時に、役者が感じた音場・映像で没入感を体感する技術の提案です。この提案では、@配役モデリング・映像処理技術、A映像合成技術、B音声音響処理技術の研究開発を行い、さらに、これら技術を集約させたプロトタイプシステムを構築し実証実験を行います。
ミッションステートメント 本研究期間内に、表情、動作、歩容、声をターゲットとして、参加者への負担を最小限に抑えた個人データ計測方法を提案し、10分から15分程度の待ち時間内に、参加者の特徴を計測して個人性を反映しカスタマイズした登場人物モデルを自動構築して、ムービー上映時には、参加者個人の特徴を表現したキャストとして演技させる技術を構築します。
 またこれらの技術を適用したプロトタイプシステムを構築して個人性再現や没入感に関する実証実験を実施し、新しいエンタテインメントの形態を発信します。
実施体制 早稲田大学:
 新映像技術「ダイブイントゥザムービー」の研究統括と映像合成技術に関する研究開発
大阪大学:
 新映像技術「ダイブイントゥザムービー」のための配役モデリング及び配役中心映像処理技術に関する研究
株式会社国際電気通信基礎技術研究所:
 新映像技術「ダイブイントゥザムービー」のための音声・音響処理技術に関する研究


2.研究者養成のための男女平等プラン

  「女性研究者支援モデル育成」は、「優れた女性研究者がその能力を最大限発揮できるようにするため、大学や公的研究機関を対象として女性研究者が研究と出産・育児等を両立するための支援を行う仕組みを構築するモデルとなる優れた取組を支援する」ものです。
 本事業は応募のあった全36件の中から、文部科学省(科学技術振興調整費審査部会)が審査要領を決定した上で審査が行なわれ、 10機関が採択されたものです。本学は男女共学の私立大学として唯一の実施機関として採択されました。
プログラム分類女性研究者支援モデル育成
提案課題名研究者養成のための男女平等プラン
研究代表者総長 白井克彦
研究の目的・概要 大学本部に男女共同参画推進室(仮称)を置き、支援者の養成、出産・育児等サポートシステムの構築、女性研究者育成のためのキャリア教育・交流事業、先進的取組みの海外の大学との情報交換により、全学的な合意形成を図りながら、女性研究者の育成・支援に向けた具体的方策を提案し、将来的には女性研究者総合サポートセンターの設置をします。
 本学が私立総合大学として、女性研究者育成・支援の先進的な高等教育機関となり、幅広いネットワークと組織力を生かした男女共生社会を推進する役割を担います。
内容
創造性豊かな女性研究者を支援するために、女性の学びやすい働きやすい環境整備、先進的な海外の大学と交流等により、先進的な研究活動サポートによって、最高峰レベルの女性研究者を輩出し、また、優れた研究者の人事政策を提案します。
企業等とのネットワークを利用した支援体制を強化し、将来的には女性研究者へのサポートセンターを設置します。
本学の女性研究者支援の戦略的な取り組みをホームページ等で幅広く情報開示し、若手の女性研究者育成の手本を目指します。
女性研究者、特に理工系の分野が増えることにより、生涯教育に力を入れている企業からの受託・共同研究および海外の大学との共同研究が見込まれるので、それらと連携した寄付講座の形態で予算を確保します。
公的な研究費獲得に努め、それらの資金をもって体制を維持・発展させ、実施期間終了後も、本研究で開発した支援モデルの内容をさらに発展させ、入試から、カリキュラム、人事管理、研究教育条件、施設環境等の各分野につき総合的な取り組みを推進します。
期待される波及効果 女性研究者が、ライフスタイルに応じて持っている能力や個性を十分に発揮できるように、本研究により開発された勤務形態や勤務時間を弾力化するモデル、結婚・出産・育児等の具体的なサポートシステム等については、他大学や他の研究教育機関にも多大な影響を与えることになります。また、早い段階から、学生・高校生に対して個性や能力、興味関心に応じたガイダンス、キャリア形成の支援、女性研究者のロールモデルの提供などを行なうことにより、学生・高校生には研究者への道、とりわけ理工系への進路に希望と具体的なイメージを持たせることが可能となります。


【関連情報】
文部科学省 科学技術振興調整費
文部科学省 報道発表 平成18年度科学技術振興調整費の審査経緯及び結果概要について


以 上

掲示責任箇所:研究推進部


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