演劇博物館(グローバルCOE)、現存する最古の文楽映像を入手
「文楽座人形浄瑠璃」大正後期の貴重な映像を公開へ

Pressrelease
2009年12月04日

早稲田大学坪内博士記念演劇博物館グローバルCOE拠点(館長・拠点リーダー :竹本幹夫)は、1921(大正10)年7月に撮影され、 翌8月に東京・明治座で7日間だけ公開された松竹キネマ製作の短編映画「文楽座人形浄瑠璃」 (※図版参照)に、後年、数カットを付け加えたと考えられるフィルムをフランスの アルベール・カーン博物館から入手いたしました。現存する文楽に関する最古の映像と思われ、 文楽研究のみならず初期の日本映画研究の第一級資料であり、 今後、演劇と映像の両面からさらに研究を進める予定です。 このフィルムについては12月22日(火)、 早稲田大学演劇博物館グローバルCOE研究報告会にて公開いたします。

演劇博物館グローバルCOEは2009年度にフランスのアルベール・カーン博物館から同映像が記録された フィルム3巻(35ミリ・モノクロ・音声無・約42分)を購入しました。詳細な経緯は不明ですが 「文楽座人形浄瑠璃」をもとに数カットを付け加えたヴァージョンがフランスに輸出された と考えられます。映像には二代豊竹古靱太夫(後の豊竹山城少掾)、三代鶴沢清六、初代吉 田栄三、三代吉田文五郎(後の吉田難波掾)ら、大正後期に活躍した錚錚たるメンバーの顔が見 え、最古であるだけでなく、最も収録時間が長いものと思われます。報告会では映像を見な がら現段階での研究成果を報告する予定です。

◆演劇博物館グローバルCOE研究報告会「文楽フィルム『日本の人形劇』」

日 時 2009年12月22日(火)13:00~(16:30頃終了予定) 
※開場12:30(11:30より整理券配布予定)
場 所 早稲田大学小野記念講堂(小野梓記念館 [27号館] 地下2階)
定 員 206名 *満員の際は入場をお断りする場合があります。あらかじめご了承下さい。
問合せ先 早稲田大学演劇博物館グローバルCOE事務局(TEL 03-5286-8110)

「本朝廿四孝」十種香の段① 「本朝廿四孝」十種香の段②
「本朝廿四孝」奥庭狐火の段 「妹背山婦女庭訓」道行恋苧環
以 上